- 2002年01月05日(土) はてな亭
秋葉原は大賑わいだ。 新年を迎えて各所でセールを行っている。 すっかりパソコン街になってしまった秋葉原を眺めながら昔を思い出す。
たった10年前だが、当時はパソコンというより家電がメインだった。 携帯電話なんか無かったし、ミニコンポなんかが誇らしげに並んでいた。 ちょっと裏へ入れば専門店が立ち並び、部品を求める人が彷徨っていた。 そんな所だった。
秋葉原が動いている。 駅前再開発に向けあちこちで工事が開始されている。 馴染みのラーメン屋や食堂が姿を消していた。 あるべき所に食堂はなく、肩透かしをくらったような気がした。 途方に暮れて、しばらく歩きまわったあと、JR秋葉原駅昭和通り側出口に程なく近い怪しげな食堂へ入った。
「はてな亭」
細い入り口から地下への階段を恐る恐る下った。 間接照明の暗い店内に民俗音楽が流れている。 店内は結構広く、厨房も立派にかまえていた。
メニューはさすがに不思議なものが多い。 アジアンキッチンだけにタイ、ベトナム、インドネシアあたりのメニューが多いが、とりわけ目を惹いたのがラーメンサラダ。 不思議な気持ちでひとつ注文。 冷やし中華というか、冷麺というか、まあ歯ごたえのいいサラダだ。 辛くてビールが一気に空になる。
お次は石焼ご飯。結構な量があって食べ応え抜群。 石焼ビビンバを食べたことある人ならわかるでしょ。 カリカリのお焦げ。キムチがからんでこれもまた良し。
最後は餃子。スープに入ってくるとは思わなかったけど締めの一品にはいいかも。 他にもたくさんあるのだが、まあこれはそのうち征服していくことにしよう。
とかく、買い物だけが優先される秋葉原。 秋葉原グルメの開拓はまだ始まったばかりである。
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