金糸ハッチング。とうもろこしペン素描再び。 2005年04月02日(土)
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白っぽくなりすぎた花に固有色を。
青系が少ないので、花の中心部分に油彩+面相筆で加える。
テンペラ線描は油彩透明層が乾かないうちに。
二層目となる背景部分の油彩透層は、
インディアンイエロー。赤と黄、その間の色を挟んだ。
そしてテンペラ金でのハッチング。
そしてこの絵は完成。
気に入ってるところ → 金糸のハッチング。
花の群の、なんだかよくわからないごしゃごしゃとしたかたまりの形。
気に入らないところ。 → 相変わらずヘタなサイン(?)
線描が硬いとか息苦しいとか描かない方がいいとか、
はるか以前に言われた批評、反論もせずに甘んじて受けた、
忘れて、ほじくり出して、忘れられず、こびりついて、考え、やってみたけれど、
他人の提案通り期待通り、変えられるほど
器用でもなかった。望まぬ事を努力しても無駄。
いい気分だけ味わおう。
そういえば、忘れているけれど気に入ってくれる人もいたかもしれない。
他人の言葉を、あまり気にしないように。他人はわたしではなく、
励まされても自分が望まぬ事は、自分は全くすることができない、
そういった限界を自覚すると、背は低くとも強く自由になれるような気がする。
何ができて何ができないのか。もう少し知りたい。
とりあえず、枚数をまずは重ねよう。
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1月の絵の続き。
油彩層の上のペンは、油層が柔らかいと描けない。
ペンで最初に素描してしまっても、あまり意味がなく、
技法と手順という意味では失敗。でも素描は悪くない。
これを活かしたい。
煙をくゆらせながら空を見ていたら、
背景は弱い白ではなく、さわやかな青にしようと思った。
青い空に浮かぶとうもろこし。
そしたら何故か。赤くなってるし。
炎のとうもろこし。
あぁ、どうなってしまうのか?(笑)
赤の濡れ色に溶け込む、絹糸のようなテンペラ白は、
恐ろしく綺麗に見えるけれど。
by HPY
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