色彩心理と混色見本。不安を表してみる。ふしぎトーボくん。 2004年08月22日(日)
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小林 重順(著)の、「カラーリスト―色彩心理ハンドブック」に従い、
色見本を作っている。忘れないうちにアップしてみる。
◆目的(1)
言葉と色のもつイメージを一致させ、それを覚える。
◆目的(2)
見本通りの色を、実際に手元にある絵の具で混色で作ってみる。
作る前に、この色はどんな色なのか
(オレンジ系か赤系か、濁色か清色か等)の識別が必要となる。
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最初は水彩で。水彩は水っぽい感じがいいな。
ロマンチックな・可憐な
あどけない・かわいい
基調色は赤紫〜赤系、薄い淡い色(白系)。
マイルドな・いごこちのよい
自然な・ぼくとつな
基調色はオレンジ、明るい濁色。
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水彩、油彩と途中までやってみて、
どうしてテンペラでやらないのかと思う。
やってみた感想は、テンペラは微妙な色を混色で作るのが難しい。
筆についた色は水彩のように
筆洗バケツでぱちゃぱちゃやる程度じゃ落ちないし、
水の薄め具合がなんか絶妙なんだよな。
白をちょっと混ぜたくらいで、彩度がすぐ落ちる。
表面膜も水彩や油彩の方が綺麗。
とまぁ、愛用しているくせにさんざんな評価だが、
一応この見本は全部やるつもり。
躍動的な・刺激的な
ダイナミックな・にぎやかな
華麗な・豊かな
豪華な・たくましい
りりしい・ひなびた
懐古的な・クラシックな
重厚な・格調のある
気高い・ダンディな
清潔な・さっぱりした
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「ドーミエ風刺画の世界」(岩波文庫 喜安 朗 編)を読んだ
影響がまだ残っている。なんとなく、不安。それだけ。
それを「20世紀とは何だったのか」で不安の理由を探し、
何気なく、その不安な気持ちを絵にしてみる。
マンガ絵でも構わず描いてみる。
言葉で説明しようとすると頭がこんがらがる。
『ドーミエ風刺画の世界』。この本を丁寧に説明したページがあった。
複製技術のベンヤミンは一度は読まなくちゃかなぁ。一応図書館で予約してみる。
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懐かしい、「ふしぎトーボくん」を古本屋で買って読む。
今読み返すとこれって、
どちらかというと大人向けの話じゃないかな。
今連載するなら青年誌の方が自由なんじゃないかな。
日常的な話なのに結構ハードで。クールで。
そんなに都合よく行きっこないよね。
いつもそんなに分かり合えるわけじゃない。
それでいて絵本のような暖かさ。
散歩に連れていってもらえないつながれ犬の、
延々と流れる時間はさながら一人芝居、
一見へたっぴみたいな絵も好き。
by HPY
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