絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


モチーフ探し。20世紀とは何だったのか         2004年08月17日(火)

----------

一輪ドライ 一輪ドライ

小品を枚数描きたいのでモチーフを探している。
植物でも描こうかともくろんだが、
写真を見ても一向に興味が湧かない。
ふと見やると、棚に完全に色素が抜けたドライフラワー。
目を凝らして見えるほんのわずかな色彩。
こりゃぁ、いいやとモチーフ台に立てる。

テーマは、そうだな、モノトーン。
モノトーンの中の色彩。

----------

マフラー 公園オブジェ

テンペラを冷蔵庫にしまい、油彩パレットを出して
こちらのツヅキを描く。

----------

ちょっと夏ばて気味だぁ。
本屋に行ったらつい夢中になってしまった。
ゲーム脳の恐怖」をさんざん悩んで辞め、 (ゲーム脳…は、こっちの方が面白いかも。(^^;)
20世紀とは何だったのか」を買う。

----------

20世紀…は、19世紀以前と20世紀以降の絵画の居場所の差を知りたいな、と思って。
『文化が商品化され、感動が消失する−複製技術革命』の章を真っ先に読んだ。

以上、141〜142pあたり抜粋・勝手訳。

----------

アトリエの人と話した先日の会話が、どうして「絵画は人気がないのか」という感じ。
いや、わたしがネタふったんだけれど。
ぴあとか情報誌、どんどんアート情報が薄くなる、
絵画って映画やコンサート、演劇なんかに比べて
ホントマイナーな存在だよなぁ。

いや、そんなのどうでもいいんだけれど、
まわりまわって、どうしてわたしは絵を描いているのか、という
命題に行き着くから、なんとなく不安定で青ざめてしまう。

とりあえず、こういうときは過労気味なので、
電車の中でガーガー寝る。思いつくときもあるだろう。
紐解ければいいんだけれど。

by HPY


Diary INDEX  |  BACK  |  NEXT  |  制作日誌をメールで読む | 
HOME GALLERY