心ゆくまま実験と、他人の瞳 2004年07月23日(金)
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忘れた制作日誌、第三弾。
もっともシンプルである形を丁寧に描くこと。
色で遊ぶこと。
昔見た、名前を忘れた現代作家のの作品、
筆洗器の絵、忘れられずに、
イメージを引きずっている。
しかし脳裏のその絵を目指してかなわず。
まぁ、やれるだけやってみる。
縦横に升目を引き、水平線・垂直線の形の狂いをただせるようにする。
もっとも好きな画材、鋭く細く、黒い線の描けるペンで下素描。
テンペラで着彩。
テンペラで厚みを出した後油彩透層。
色が暗いので、テンペラ白で全面的に塗り込める。
再び油彩透層。
この辺で、細やかなハッチングの線が不要な気持ちに。
背景色は緑。透層を重ねて深みを出す予定。
どうだろう?
これがうまくいっても、誰かにこれが好きだと言って貰えるだろうか?
面白く話しやすい人と彼氏にしたい人とは違うのよねと、
そんな他愛もない恋愛沙汰のセリフを連想して、
これは欲しいと言ってくれる人はいないだろうなというか、
実験作品としてはそれなりにできるかもしれない、
ただ、他人さまに部屋に飾ってもらえる絵というか、
そんなもう一つの目標はすっかりなおざりにされていることに気付く。
by HPY
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