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知らなかった混色理論         2004年04月16日(金)

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花かんざし(部分)

知らないことはまだまだたくさんある。
混色について面白い本を見つけた。
…といっても初心者用。実践的で分かりやすい。

色の3原色はデザインの勉強でよくやるし、
わたしも独学でヨハネス・イッテンの本を模写して覚えたりした。
そのときもいろいろなことが分かったけれど、
イマイチ分からなかったのは、理論値と実際の混色で、
できる色味が異なると言うこと。

今回の混色本は、実際のチューブの色を出しての
色環作りから始まる。

花かんざし(部分)

  1. 赤味のある黄(カドミウムイエロー)
  2. 青味のある黄(レモンイエロー)
  3. 黄味のある青(セルリアンブルー)
  4. 赤味のある青(ウルトラマリン)
  5. 青味のある赤(クリムソンレーキ)
  6. 黄味のある赤(カドミウムレッド)

これで色環を一周する。

混色の時、濁らせずに二次色を作るには、
例えばオレンジを作るには、
赤味のある黄と、黄味のある赤を混ぜればいい。

これを青味のある黄と、青味のある赤を混ぜるならば、
赤・青・黄と3原色揃ってしまうので濁色になる。

わたしのパレットに、セルリアンとレモンイエローはない。
すなわち、黄味のある青と青味のある黄色がなかったことになる。
青〜緑系の色が作れなくて苦労していたが、
こういう色の選択にチェックポイントがあったようだ。

また、青味を含んだ色を寒色の赤、寒色の黄、
赤味を含んだ色を暖色の青、暖色の黄と呼ぶのは面白い。
寒色の赤は後退し、暖色の青は前へ出てくる。
こういうのを意図的に画面に入れてみる。
うん、ちょっと整理されてきた感じ。

隠れたところに…(制作中)

by HPY


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