額縁制作「必殺!手製アクリルのトレペ貼り」 2003年08月22日(金)
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仕事の合間に額縁の塗装開始。
まずは実験から。
テスト用支持体はこんなもの。
ただし和紙はなくて、代わりにトレペで代用。
白っぽく透けて木目が見える。かえっておもしろい。
それぞれに、手製アクリル絵の具を塗布していく。
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手製アクリル絵の具は、テンペラと同じ要領で作れる。
顔料を水で溶き、ジェルメディウムを加える。
できた絵の具は密閉タッパで保存。
テンペラと違うところは、腐る心配をしなくてすむこと。
濃度調整が必要。市販チューブはやっぱり安定してるかな。
描き足しの時、同様の濃度にするのがちと難しいか。
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テストの結果。
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テストではトレペ張りにパールゴールドが一番綺麗だったので、
F50号はそれに決め、さっそくトレペ貼りを始める。
この単純作業は……ちょ…ちょっとツライかな。
やすりかけよりはましだけど、1本分貼るのに、えらい時間がかかる。(*_*)
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やっぱり絵を描いてた方が良かった。
思いっきり後悔したが、始めたら最後までやるしかない。
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せっせせっせと職人仕事に精を出す。
額縁作り、結構おもしろいかも。
時間を思いきりかけて、何工程もこなして、
すごく贅沢な気分。(^_^)
絵も塗装も平面に絵の具を施すという意味では作業に同じ。
手間暇かけると、モノを大事にするようになるかもなぁ、なんて。
めちゃくちゃ労力かけて大したものができない、
ベトナムの手製金箔作りのスライドを思い出した。
by HPY
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