絵が上手いと思う漫画家 手塚治虫 横山光輝 水野英子 高野文子 江口寿史 絵が下手だと思う漫画家 川原泉 しげの秀一 絵が上手いのか下手なのかわからない漫画家 新谷かおる 永井豪 今日も元気にマジンゴー! マジンカイザー見ました。 これは大量にあるマジンガーシリーズのうちの一つです。 私も知らなかったのですが、マジンガーはガンダムに負けず劣らず大量にシリーズがあるのですね。そして、ガンダムに一番最初のファーストしか認めないというファースト原理主義がいるように、マジンガーにも最初のZしかみとめないZ原理主義がいるようです。 ガンダムに、 ファーストしか認めないファースト原理主義 ZまでがガンダムというZ教徒 富野ガンダムだけがガンダムという富野信者 UC世紀のみがガンダムだというUC世紀信奉派 アナザーガンダムも入れてもいいんじゃない?というガンダムならなんでもいい派(このサイトの管理人) いやむしろ富野以外のガンダムというアンチ富野派 ・・・以下延々と続く があるように、マジンガーにも Zしか認めないZ原理主義者 グレートまでがマジンガーというグレート推進派 グレンダイザーもいれていいんじゃない? ダイザー容認派 (このサイトの管理人) 永井豪の漫画こそがマジンガーという永井豪信者 桜多吾作こそが、神という桜多教徒 いんや、石川賢だろ?という石川教徒 マジンカイザー最高というスパロボファン マジンガーならなんでもいいんじゃネ?というマジンガーならなんでもいい派 ・・・以下延々と続く ファンはいろいろいるようです。 ロングセラーのでかいブランド作品は、いろんな信者がいて、見ていてオカシイですネ。 マジンガーの特徴は、ガンダムと違って別作品とのコラボが多くて、各作品間の境界線があいまいなことと、パラレル設定でいくつもマジンガーが存在することでしょうか? ガンダムで、ウッソとドモンが共演したら、ハァ?となりますが、マジンガーの場合は、宇門博士と早乙女博士が共演しても、全然違和感を感じないのが特徴ですかね。 さて、今回私が観た「マジンカイザー」は2001年〜発売されたOVAシリーズ(全7巻)です。 主役機はバンプレストの看板ゲーム「スーパーロボット大戦」に登場する同名の機体「マジンカイザー」 これに乗るのがおなじみの兜甲児くん。 マジンガーZ&グレートも客演し、Z、グレートに出てくる主要キャラも一通り登場するという内容で、70年代の東映アニメとは、パラレル設定になるようです。 位置づけ的には、東映アニメ版と豪ちゃんの漫画版とスパロボを全部ひっくるめてドッキングさせて、新しく作ったみたいな感じになるのでしょうか。 ふれこみはマジンガーが30年ぶりに復活ということで、石丸博也、八奈見乗児、富田耕生、柴田秀勝、北浜晴子という東映アニメ声優さんが再起用されて、新作に登場ということで話題になったそうです。 ちょうとスクライドをやっていたときによくCMで流れて、ああ、これ見たいなと思っていたんだよね。 で、この手のものを観ると、間違いなく失望感を感じるのは、これまでさんざん学習しているので(ああ本当にな)、これまでの教訓を踏まえ、何も期待しないで見ることにしました。 視聴前にアマゾンレビューをのぞいたら、予想通り☆一つを連発する酷評ぶりなので、そうとう酷いことは覚悟していきます。もしかしたらこれは、エイベックスのエリア88といい勝負になるかもしれませんヨ? で、みたら、 あれ?絵が綺麗じゃん。 なんだよ、絵がすごい綺麗じゃん。 相当汚い3文字作画だと思っていたのに、永井豪の絵がすごい綺麗に再現されているではありませんか。 ちょっとこれ凄くなりません? あの上手いのか下手なのかわからない永井豪の絵がそのまんま再現されていますよ。 ペンタッチが豪ちゃんそのまんま。連載時の一発殴り書きの投げっぱなしの絵が動いている。永井豪特有の微妙なデッサンを動画するのは、相当困難じゃないかと思うのですが、今の視聴に耐えられるだけのクオリティで、ちゃんと動いているではありませんか。 たまに絵が崩れるところが、永井豪っぽいし、デッサンが整いすぎていないところが豪ちゃんテイスト。線が太くなったり、細くなったりアナログっぽい感じの処理もいい感じで、とっても絵が綺麗ですよ。 私、ダンテやマジンガーのころの豪ちゃんの絵大好き。 このセンセのこのころ絵は、(今の絵は・・・以下略)上手いんだか下手なんだかわからないけれど、すごい惹かれるものがあるんだよね。絵がコロコロしていて、女の子がとっても可愛いし。とにかく女の子が可愛くって、女の子描くのこの先生、上手いナァと思います。 新谷センセや豪ちゃんを見ているとさ、小奇麗な絵だけじゃ駄目!絵はデッサン力だけではない!って痛感しますね。 上手いのか下手なのかよくかわらないけど、あの微妙すぎるデッサンを、自信満々に書いているあたりが、私は妙に好きなんだ。(メカ絵は両者とも好き) 全く期待してなかった分、なんだかとっても得した気分です。 そして、 さやかの声が可愛い! さやか可愛い。めっちゃキュート。声がめちゃくちゃプリティ。 ジュン姉さんの声もいい。イメージぴったり。ジュンっぽくって素敵。 ガミアもいい。喋り方がガミアっぽくって上手い。 ローリーさんとロールさんも抜群。声がもうぴったり。可愛すぎ。 全員いい! 女キャラの声は、全員文句のつけようがないくらい、どの人もみんな可愛いですな。 絵も全員すこぶる永井美人で、いうことないじゃないですか。 また性格のほうも、永井漫画寄りなのですね。 私、永井漫画のさやか、大好き。だって、しぐさとか表情とか性格とか、みんな可愛いんだもん。 甲児くんとの関係も、漫画設定ですね。この漫画の二人の関係大好き。喧嘩してもラブラブで見ていてこっちが恥ずかしくなるぐらいの馬鹿ップルで、見ていて甘酸っぱくって、ほほえましくって、いいんだよなぁ。 なんせさ、東映アニメのほうは、ちぃいいとも、さやかが可愛くないですからね。もう全然可愛げがねぇ。3回も声優が変わったのに、どんどんひどくなってやがる。 まあ、さやかに限らず、アニメのほうは、みさとさんといい、ひかるといい、声がみんなオバサンで、ちいっとも可愛くなくて、ダメダメなんですけどね。だから、アニメの甲児くんは男に走っちゃうんだよ。なんでダイザーの甲児くんは、あんなんなんだ・・・・涙。ダイザーはZファンには拷問のようなアニメだな。まあマリアは可愛かったですけど。 そして甲児くんも絵・性格ともに漫画設定なのですね。 私はアニメのZ初期の羽根さんの描くノーブルな金持ちのボンボン臭い甲児くん(荒木絵よりだんぜんこっち)が好きなのですが、豪ちゃん漫画の甲児くんも別腹で好きです。 永井漫画の兜甲児は、アニメよりも、もうちょと荒っぽくてスケベで直情奇行で素直で、まさにダイナミックプロの申し子というべき人物で、ガキっぽい可愛さがあって、いいんだよね。 ボスも弓先生も漫画よりで、ガミアやローリーロールさんあたりを出すチョイスもいいし、キャラはみんないい感じです。 唯一残念なのが、シローが今風のショタ臭いナマイキなガキになっているところかな。 シローは光子力研究所の純真なんだから、もうちょっと、幼く純粋な感じにしてもらいたかったなぁ。この子だけが残念。 でも、逆にいうと、他は、みんなよさげですよ。全部2重◎よく作ってくれましたって感じ。 これ、豪ちゃんのあのころの絵が好きな人には、嬉しいOVAになるんじゃないでしょうか。 私は別に永井信者じゃないけど、この絵と声だけで一見の価値はあると思いました。 が、 よかったのは、ここまで。 やはり、アマゾンで酷評されるだけのことはあるのだ。 続く
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