高校に行けないさやかさんが可哀相になりました。 甲児くんは相続税をなんなく払い終え、転校手続きをすませると、バイクにのって昼間は元気に学校に通い、学校が終わると、大好きなマジンガーの練習。その合間に弟の面倒をみて、ボスと喧嘩して、さやかさんとつきあって、機械獣が攻めてきたら、出動してと、忙しくも充実した日々を送っているのに、さやかさんのほうはというと、高校に行ってなくて、昼間はおじさんばっかりの研究所のお手伝い。 年頃の若いお嬢さんがおっさんしかいない研究所で一日を過ごし、ロボット相手に一日を終え、同年代の子と付き合いがないのが気の毒です。 大好きな甲児くんが学校から帰ってくるのを楽しみに待っているのだけれど、甲児くんは、マジンガーのほうに御執心に様子で、あんまり自分のことをかまってくれません。 裏表がなくて竹が割れまくったみたいなさっぱりした気性の甲児くんには、複雑で微妙な乙女心は理解できないのです。 機械獣が攻めてきても、自分のアフロダイAではおっぱいミサイルしか武装がないので、たいした戦力にはならず、戦果を上げることができません。自分ももっと戦いたいと志願しますが、弓教授や甲児くんはそれにいい顔をしません。 好きな甲児くんの気も引けず、研究所を守る戦力にもなれず、可哀相なさやかさん。 さやかさんかわいそー。 なんで、さやかさん、高校に進学しなかったんだろ。 研究所のお手伝いが忙しいのかな、それともお母さんがいないみたいなので、お家の家事もやらなきゃいけないのかな。 ここのところ、女に学問は必要なし、男の補佐でもやってりゃ上等、それより女に必要なのは、おっぱいと下半身と暗にいっているたいで、なんだかイヤン。 それにアフロダイAも、女性に共に戦場に出て戦うと、一見女性の社会進出を促しているように見えるけれど、その実、兵器はおっぱいミサイルだけで、戦力として想定されてはいないんですよね。 戦場に引きずりだしても、結局、女の武器は性だけ、女は性でも武器にしてろと、言っているよう感じられてなりません。 それに何故女性パイロットだと、ロボットまで女性型でなければならないのでしょうか。 あからさまに女性のボディラインを強調した扇情的なロボット。 これは女性が男性の欲望の対象の存在でしかないことの象徴ではないでしょうか。 女性性を商品としてに扱う下品で低次元な発想に女性をセックスの対象としてしか見ていないのがみえみえで、正直不愉快な気分になったといわざるを得ません。 と、学生の頃なら憤ったと思いますが、今はもうそれぐらいで目くじら立てるほど、硬くはないです。 むしろ性の対象に見られるうちが華だから、見られるうちに見られておけ、おっぱいは飛ばせるうちは、飛ばせるだけ飛ばしておけ、と思っています。はい。だから早く、甲児を落とせってば。ああッ、じれったなぁもう。 ま、今は、素直にアフロダイA頭部のアールヌーヴォー調の優美な曲線が美しいなと思います。頭のソフトクリームみたいにくにっとしたラインが芸術的で美しいです。(甲児くんの戦闘服のヘルメットのラインも美しい、中身も格好いい) 工業デザイン的にはかなり完成度が高いのではないでしょうか。少なくともトヨタ車よりは乗ってみたいように思います。 乗りたいといえば、あのホバーパイルダーは私も操縦してみたいです。マジンガーは操縦したいとは思いませんが、あの小型飛行機みたいなやつは、乗ってみたい。あれは練習すれば、なんとなく我々でも、操作できそうに思えるところがいいですね。コスモゼロとかだと、難しソウ・・・と素人には手も足もでずひいてしまいますが、ホバーパイルダーぐらいなら俺だって、という気になってきます。垂直降下してパイルダーオンする瞬間が、気持ちよさそうでいいな。なんかこう、本能的に気持ち良さそうだぞ。 関係ないけど、わたし、旅客機の、着陸するときのあの地面にドピュッとぶつかる瞬間が好き。あの、ケツにひびく振動がいい。あー、くるくるくる、ドピュッ!というあの一瞬が、気持ちいいよな。な、みんなもそうだろ?
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