過去は、思い出は、巨大な山のようにも、捉えどころのない雲のようであるかもしれない。もしぼおっと夢を見続けていたら。目を覚ましていれば、思い出には何の拘束力もない。意図的に選ぶもの以外には。 時として、昔のほうが今よりも生き生きとして、現実的にすら見えることがあるかもしれないけど・・・。それでも今、息をして、今、生きている。この地点から、なにかが動き出す。ここ以外に、スタート地点なんかないんだ。