大阪ではお笑いがさかん。
大阪の人はよく笑う。万事につけ忙しい商人の街だけど、 結構笑うことには時間とエナジーを費やしている。
わははははははははは。わははははははははは。
考えようによっては滅茶無駄なことのようにも思われる。 ただただ笑い続けたところで何になる?人を笑わせればひょっとすると 金になるかもしれない。でも自分が笑って何の得になる?
これが実は得になるんだ。
笑うと健康になる。冗談ではない。岡山県に癌等の重病患者に対して 「生きがい療法」という独自の療法を行う伊丹医師という人がいる。 ポジティブに、上手に目的意識を持つことによって免疫力と自然治癒力を 強めると言う。伊丹医師は多くの癌患者をエベレストに登らせたことで 有名だ。
伊丹医師は笑いと免疫力の関係を実験で確かめた。二つのグループを 作って片方には笑えるお笑いを見せ、もう一方のグループは退屈させた。 その前後の血液中のナチュラルキラー細胞(免疫力の一つの指標となる) を調べると、二つのグループには差が見られた。たくさん笑わされた方の グループでは明らかにナチュラルキラー細胞が増えていたのだ。
そういうわけで伊丹医師を慕う患者さん達はよく笑う。癌とは思えない くらい元気な人もたくさんいる。文字どおり命がけで笑っているのだ。 郭林気功や森田療法やその他の療法と合わせて治らないと言われていた癌が 治った人もいる。
もしあなたが今健康で、将来も健康でいたいなら、病気の予防として 笑うことも勧められるかもしれない。もしたくさん笑って健康でいられる ならそれに越したことはない。国民健康保険が改悪されて医療費が高額に なりかねない政治的情勢の今では病気の予防はなおさら重要だ。健康で いられれば働いたり遊んだりできるし高い医療費も払わなくて済む。
よく笑うことは実に採算のとれる話だったのだ。
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