2001年08月27日(月) |
風が吹けば桶屋が儲かるが風と共に去りぬ人もいる |
空遊は、期限付きの非常勤のお仕事に就いている。 来年の3月31日で任期満了、晴れて無職の身となるわけだ。 もちろんそれまで今の仕事が続いていて、新しい仕事が決まって いなければ、の話だけれども。
日本は戦後以来かつてない程の不景気と言われている。 失業率は高いし株価は低いし土地値も低い。 この内、一番身近に感じられるのが失業率の高さだ。
確かに空遊も金があれば株や不動産に投資する可能性はある。 といってもこのままだと今後50年くらいで不動産は半分の価値に なってしまうので、それを覚悟した上で買いなさいという 不動産の専門家もいるようだ。株は上がるのもあれば下がるのも あるんだろうなと思う。現金で持ってるとインフレになると 価値が下がってしまう。正にプロでも容易に選択を誤りかねない状況。
しかしそんな話以前に生活費をきちんとする必要のある哀しい身の上。 今でさえほとんど日本政府とシンクロしているような経済状態(爆)。 とりあえず羽振りの良い仕事に就きたいものだ。
小泉改革でさらに失業者が増えると言う。雇用はさらに苦しくなる。 セーフティーネットに福祉関連とIT関連と言われているが、それが どのように機能しうるのか、よくわからない。IT、ITと言っても、 それを使う企業が一挙に倒産して減ってしまえば需要がない。 福祉関連といっても年金に課税し、医療保険の自己負担率を上げ、 しかも息子、娘夫婦等の経済状態も悪い状況で、福祉サービスにお金を 払うことのできるお年寄りは少ないのでは無いだろうか。
ところでIT関連、IT関連とここまで政府が言うならひょっとして 本当にIT関連の仕事で食べていけるかもしれない。そう思って書店を のぞいてみる。コンピューター本のコーナーに行くとすごい本の山だ。 一体何を身に付ければおまんまにありつけるのかさっぱりわからない。 「これがあれば仕事はあるよ、人並みの暮らしはきっとできるよ。」 そんな資格はないのかなあ?
あるいはこんな考え方もある。ITを勉強した人は莫大な数にのぼり、 飽和状態の過当競争になるだろう。よって、結局労働は安く買い叩かれ、 おいしいことなんかまずないだろう。残業と競争はここでも同様に続く に違いない。IT労働者は、電磁波を発するコンピューターの前に長時間 座り続けると言う性質から、眼精疲労、肩凝り、腰痛、その他もろもろ の身体の不調を訴えるだろう。むしろこっちの方がマーケットかも 知れない。健康食品、サプリメント、整体、マッサージ、自律神経の 不調を整える効果のあるヨガや太極拳等の東洋体育、健康ブーム、 癒しブームはまだまだ続きそうな気がする。こちらも過当競争の 可能性はあるけれども。
うーん、虚心坦懐に熟慮中かも(笑)。
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