2001年08月05日(日) |
何もできない中にあって |
ぼくはここにいる。
この狂った世界の中、熱風と煙りにさらされて
ひとりで茫然としている。
多くの人がぼくの生を少し通り抜け、 ぼくも多くの人の生を少し通り抜けた。
願わくは、ぼくが土足で人の生に踏み込まなかったことを。
ぼくはただ自分自身で平和に生きていたいだけ。 それはいつでもそうだった。
だから異なる考えや思想を持つ人を攻撃するつもりもないし、 生き方は人それぞれと思う。
もし誰かがぼくを攻撃するとしてもそれは 仕方のないことなのだろう。さそりはさそりでしかない。
小さなことで争うのは好きじゃない。
もし僕にとって本質的なことを攻撃するなら、 それもやはり仕方がないことと思う。 その時はぼくも容赦しないだろうけど。
現実には今のぼくに守るものはないし守れるものも 何もない。誰と闘う必要もないが もしそうなった時には、 全くなんでもない空虚でからっぽなものに捧げるように、 少なくとも内的にはそうありえるように。
−この世界は空虚の中の塵芥の山、人の知識は言葉に過ぎない−
−オマール・カイヤーム
|