2001年06月09日(土) |
スペインのバルに日本進出してほしい。 |
スペインには、バルというものがある。 綴りがBarなので、まあ英語のbar(バー)と同じ様なものなのだが バルの方がはるかに面白い。
一言でいってしまうと、バルとはカフェとショットバーを足して 圧縮して割ったようなものである。コーヒーからワインまで飲める。 おつまみも、スペイン風オムレツ、サンドウィッチ(bocadillo)、 生ハム(jamon cerrano)等々、色々だ。小皿(タパス(tapaz))に入って 出てくるのでタパスと呼ばれる。おつまみにしようと思えばおつまみに なるし、食事と思って食べれば食事になる感じだ。
立ち飲みの席と座って食べれる席があって、同じ料理を食べて飲んでも 値段が違う。椅子にチャージがつく。
料金は日本とくらべると安かった。グラスワインが一杯60円くらいの バルに僕は通っていた。
スペイン人には昼間からアルコール類を飲む人がたくさんいる。 日本で御茶する感覚でワインやビールを飲む。 たまにおじさんの中には、「お前、日本人か?じゃあフジモリ大統領の 親戚だな?お前も、悪よの〜。」などという、手の付けられない 酔っ払いもいる。
いろんな会話が飛び交う。老若男女入り乱れて何かを論争していたりする。 エネルギッシュな空間だ。
日本でのカフェブームが一段落したら、是非ともバルに来日してほしい。 昼間から酒を飲むと言う素晴らしい習慣を日本にも根付かせたいもので ある。あの誰が何を言い出すかわからないバルのちょっと渾沌とした感じが 懐かしい。ちょっと空いた時間につまみ食いしながら酒を飲めるスペースが ある。それだけで人生随分違う気がするぞ。
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