Catty 日和
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2001年08月29日(水)  どうしてこんなことに

朝、職場に電話をした。
 「・・・具合が悪いので休ませてください」
さすがにネコが・・・とは言えなかった。忙しそうだったが、なんとか休みはとれた。

泣いてばかりもいられず、インターネットでいろいろと調べ始めた。
アガリクスや鮫の軟骨がネコのがんにもいいらしい。ペットショップで免疫力を
高めるスープとか栄養剤とかいろいろと買ってみた。鮫の軟骨はドラッグストア
で人間用のものを買った。
モモは自分からは食事をしようとしないが、指先に缶フードをとって口元にもって
いくとなめてくれる。
水分はスポイトで与えた。
このままでは衰弱していく一方だ。
余命1週間と言われて、何もせずにはいられなかった。

6月頃、あまりに嘔吐がひどくて、ある時血も吐いたようなので病院に連れて
行ったら、
 「フードを老猫用に変えたほうがいい」
と言われ、何も検査はしなかった。

7月の始め、ワクチンを打ちに連れて行ったとき、
 「ずいぶん痩せてきたんですが・・」
と聞いたら、同い年のもう1頭と比べて「こっちのほうがふとりすぎかも」
と言われた。
おなかもさわって「腫瘍はないみたいだ」というので安心して帰ってきたのに・・
どうしてあの時、検査してください、と言わなかったんだろう、いや、おそらく
そのころにはもう「余命3ヶ月」と宣告されたかもしれない・・・
それよりどうしてもっと早く病院に連れて行かなかったんだろう。嘔吐はずっと
前からしてたのに・・・・
でも、たぶんがんはわからなかったかもしれない・・・
「余命3ヶ月」ならもっと何かできたかもしれない・・少なくともあんなに衰弱
した状態で手術を受けさせるようなことはなかったはずだ。
旅行になんか行って、5日間もほっぽっておくようなことはなかったはずだ。

夫が明日別の病院に連れて行こうと言い出した。


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