Catty 日和
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2001年08月28日(火)  余命1週間の宣告

朝、モモを病院に連れて行く。
近くて通院に便利ということで、引っ越してきた頃からこの病院にお世話になって
いるが、いつ行っても他の患者さんはいない。しかも先生がすべてひとりでしている。
おなかをさわって「ああ腫瘍ができてるね」と言われた。
 「えっ?!」
貧血もひどそうだということで、とりあえず検査してみますか?と言われ、そのままモモを預けて帰宅した。

夕方電話がかかってきた。

 「脾臓にがんがみつかりました。腎臓の機能は問題ないので手術できます。」
手術をして、脾臓を取ってしまえば元気になる可能性があるということだったので、手術をお願いした。

しばらくしてまた電話がかかってきた。
 「がんは脾臓ではなく、胃と十二指腸にできていて、外にもひろがっており、何もせずに閉じました」
わたしは言葉を失ってしまった。というかもう何を言ったのか覚えていない。
 「安楽死にしますか?」と聞かれ、すかさず
 「いえ、連れて帰ります。」と答えたのは覚えている。治療費も聞いた。

受話器を置いたあと、涙が出てきた。信じられなかった。

その日のうちにモモを迎えに行った。

ネコの胃がんはひじょうにめずらしいということだった。
 「あとどれくらいですか?」と聞くと、
 「食べてないんでしょう、1週間・・かな」
点滴と注射をして、病気の猫用の缶詰をくれただけで、その後のケアは何もなかった。

会社にいる夫に電話をした。泣きながら・・・



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