先日、カップ味噌汁にお湯を注ごうとしたスクール長は、カップの蓋を開けて嬉しそうにでも控えめにこう言いました。
「これってラッキーだよね?」
味噌汁の名前はアサリ汁。 そしてスクール長の両の手には真空パックになったアサリが。 そう、アサリが2パック入っていたのです。
「あ!ラッキーですね!良かったですね!」
ワタシがそう言うと、スクール長は満足そうにお湯を注ぎ、ありがくお味噌汁をいただきました。 しかし、その夜のことです。 いつものように深夜家に帰り、奥様が温めなおしてくれたおかずを食べながらビールを飲んでいると、奥様がおかずが足りないだろうとカニ缶を出して下さったのです。 スクール長は今日会社であったアサリの話しをしながら、奥様が作るカニ入りサラダができるのを待っていると、先ほどまで相槌を打って下さっていた奥様の声色が急に変わったと言うのです。 そして、
「あなたがそんなチンケな幸運を掴んだせいだわ!!」
そう叫ぶ奥さんの顔は般若の顔。 この数秒間の間に妻の身に一体何が!? スクール長が困惑しながら奥さんの手元を見ると、奥さんの右手に握られたカニ缶の中身はなんと汁だけ。 カニ缶ではなく、カニエキス缶というなんともアンラッキーな缶詰を当ててしまったわけなのです。
幸せと不幸せは隣り合わせ。 おかげでスクール長は、小遣いの補充を頼むことができず、翌日は昼飯抜きで私立○○中学校から貢がれたチーズケーキの詰め合わせで空腹を凌ぐこととなったのでした。
アサリのパックが1袋多かったばかりに、哀れスクール長、嗚呼。
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排泄日記をmy登録されているエンピツ作家の皆様アリガトウございます。
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