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2003年08月02日(土)
 買いベん。


ぼやーっとしてたらあっというまに出勤時間で、べんべんをお休みにした。
コンビニで温泉卵入りのとろろ蕎麦とおにぎしを買った。



「キルさん、今日は買いべんだぁー!」



子供達がコンビニの袋を見て騒ぎ出す。



「ねえねえ、今日も一緒に食べるよね?」



そう言って、教室まで腕を引っ張られてしまったので、しぶしぶ席につく。
よく見ると、子供達も全員買いベんだ。
去年の4年生は、ママの手作り弁当を持参してる子がほとんどだったのだが、
親も働いていて忙しいのだろうか。



それにしてもみんな食欲旺盛だ。
サンドイッチを3個とか、冷やし系の麺類+おにぎしとか、プチ丼系+パン類とか、デザートもしっかり買っているし、ジュースはみんな炭酸だ。
小さいながらよく食べる。
ワタシはとろろ蕎麦とおにぎし1個で、吐きそうなほど満腹なのに。



みんなでおしゃべりしながら昼食を楽しんでいる中、
1人だけ一言も喋らず、食事に勤しむ子が居た。



「あら、お行儀がいいね。お食事中は喋らないんだね。」



ワタシがそう言うと、他の子供達が一斉に口を開く。



「違うよ!!アッ君は食べるのに夢中なだけだよ!!」



試しにアッ君を呼んでみても返事がない。
口からこぼしても気が付いていない。
アッ君は、無我夢中で焼肉丼を頬張り、最後に蓋まで舐めてこう言った。



「あー美味かったぁー!!アレ?キルさん居たの?」



そして、蓋まで舐めたその行為を他の子達からこう非難された。









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アッ君は、「ああそうだった!!」と言わんばかりの顔をして、
照れくさそうに頭をポリポリ掻いていた。





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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。


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