ワタシは坊主頭の少年が大好きだ。 いや、正確に言えば、坊主頭が大好きだ。 マルコメ君が大好きだ。 桜木花道も赤坊主になってからのが断然いい。 あの清々しさがたまらない。 そして、あの手触りがまたたまらない。 頬ずりしたくなるほど大好きなのだ。
うへー。
スクールの生徒で田川クンという男の子がいる。 華奢で大人しい男の子だ。 今年13歳の彼は、初めて逢った時五分刈りだった。 しかし、年頃なのだろうか。 恋でもしたのだろうか。 彼は髪の毛を伸ばし始めた。
伸びきった坊主ほど見苦しいものはない。 ワタシは彼と逢う度に「田川クン、床屋さん行きなさい。」 と勧めたのだが、 彼はその度に「僕だって色々忙しいんです。」と言い訳をし、坊主に戻るのを拒否していた。 たいして忙しくもないくせに。
そんな田川クンが、半年ぶりに坊主になって登校して来た。 ワタシは大喜びだ。 田川クンを見つけると、ダッシュで彼の元へ走り、 彼の首を腕で押さえつけ、 愛すべき坊主頭を触り捲くった。
「やめて下さい!!やめて下さい!!」 彼の悲鳴など無視し、 周りの冷ややかな視線もものともせず、 今まで触れなかった鬱憤を晴らすかのように、 「坊主だ!坊主だ!」と言いながら まさに彼の坊主を頬ずりしようとしたその時、
「セクハラで訴えますよ。」
ワタシは、彼のこの一言で涙をのんで断念した。 とても辛い出来事だった。
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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。
排泄日記をmy登録されているエンピツ作家の皆様アリガトウございます。
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