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2002年12月17日(火)
 坊主頭。


ワタシは坊主頭の少年が大好きだ。
いや、正確に言えば、坊主頭が大好きだ。
マルコメ君が大好きだ。
桜木花道も赤坊主になってからのが断然いい。
あの清々しさがたまらない。
そして、あの手触りがまたたまらない。
頬ずりしたくなるほど大好きなのだ。



うへー。



スクールの生徒で田川クンという男の子がいる。
華奢で大人しい男の子だ。
今年13歳の彼は、初めて逢った時五分刈りだった。
しかし、年頃なのだろうか。
恋でもしたのだろうか。
彼は髪の毛を伸ばし始めた。



伸びきった坊主ほど見苦しいものはない。
ワタシは彼と逢う度に「田川クン、床屋さん行きなさい。」
と勧めたのだが、
彼はその度に「僕だって色々忙しいんです。」と言い訳をし、坊主に戻るのを拒否していた。
たいして忙しくもないくせに。



そんな田川クンが、半年ぶりに坊主になって登校して来た。
ワタシは大喜びだ。
田川クンを見つけると、ダッシュで彼の元へ走り、
彼の首を腕で押さえつけ、
愛すべき坊主頭を触り捲くった。



「やめて下さい!!やめて下さい!!」
彼の悲鳴など無視し、
周りの冷ややかな視線もものともせず、
今まで触れなかった鬱憤を晴らすかのように、
「坊主だ!坊主だ!」と言いながら
まさに彼の坊主を頬ずりしようとしたその時、



「セクハラで訴えますよ。」



ワタシは、彼のこの一言で涙をのんで断念した。
とても辛い出来事だった。











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