SPICY TALK

中学３年の大竹くん。
成績優秀。
だけど、ちょっぴり反抗期。
月曜日からずーっと塾をサボってます。

先生方が心配してお家に電話をしても、いつも居ない大竹くん。
お母さんの話しだと、毎朝いつも通りに家を出ているらしい。
べんべん持参で。

そんな大竹くん、今日やっと塾にやって来ました。

どうして塾に来なかったの？
と聞いてみると、お家で色々あったとか。
教育ママゴンが１週間に１時間しかプレステをやらしてくれなくってキレたらしい。

それは辛いよな。
だってさ、１週間に１時間じゃ、前回そのダンジョンで何をしていたのか覚えてるワケないもんな。
せめて１日に３０分はやりたいよなぁー。
気持ちは分かるよ、大竹くん。
でも、君一応受験生だから。
とっても分かるけど、キルちゃん公に賛同はできないのよ。
だからね、かわりにキルちゃんが１日２時間やっといてあげるよ。
ね？
いい人でしょ？

で、
どこに行ってたの？
と聞いてみると、
ちょっとだけよのつもりで、友達の家に行ってたんだって。
そしたらスラムダンクやってるから見入っちゃったんだって。
うんうん、分かるよ、その気持ち。
だってワタシもね、やってたなんて全然知らなくってね、
一昨日知った時には、マジ泣いたもん。
それなのに、昨日ビデオ撮り忘れてもっと泣いたもん。
口惜しくて口惜しくて、手足バタバタさせて泣いたもん。
でもって、こんな思いはこりごりだから、今日は毎日予約して来たもん。
イエーイ！

ああそれにしても、大竹くん。
今日頑張って来たからエライね。
色々反抗しても、自分の立場を弁えているんだね。
受験だから頑張らないとね。

っていっぱい誉めてあげたのね。
そしたら大竹くんこう言ったの。

今日はスラムダンクやってなかったから来た。

うそーん！

明日もないんだってよ。
うそーん！