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2002年06月25日(火)
 夕張様と佐藤様。


その昔、ワタシは北海道出身の男性と結婚したかった。
理由は簡単。






夕張メロンを死ぬほど食べたかったから。






しかし隊長は信州生まれの頑固な男。
おかげで毎年、ネクタリンと巨峰とリンゴを死ぬほど食べることができる。
ワタシはあまり好きではないのだが。






隊長と婚約中、ワタシは神戸に住むフルーツ屋の息子と知り合った。
3つ下の可愛い男の子だった。






彼と姻戚関係になればメロンが喰える。






さすが天才。
スバラシイ閃きだ。
彼を弟にしてしまえばいいのだ。
そうだ。
妹と結婚させよう。
ワタシは、ワタシ以上にメロンにめろめろの愚妹Y子を唆した。
メロン屋の息子と付き合ってみないか?と。






Y子には当時彼がいた。
ちなみに今の夫ではない。
しかし、Y子の心は揺らいだ。
何せY子は、
独り暮らしをして1番良かったことって何?
と尋ねた時に
メロンを1人で丸ごと食べれることに決まってんじゃん!お姉ちゃん♪
と熱く語った女だ。
ワタシはメロン屋の彼をベタ誉めした。
さっさと彼氏と別れて、メロン屋の彼と付き合えと何度も何度も促した。
しかし、Y子はメロン屋の彼を選ばなかった。
なぜなら彼はチビッコで太っちょだったから。






酷いオンナだ。






結局、ワタシの夢は崩れ去った。
メロン屋の彼の家のメロンを1度も食べることもなく、彼との付き合いも疎遠になり、
今では年賀状だけの付き合いになってしまった。
惜しいことをした。






そしてこんなこともあった。
職場の北海道出身の同僚に、夕張メロン欲しさにお中元を送ってあげたら、
お返しに送られて来たモノがジンギスカンの山だったのだ。
かなり期待していたのに。
いや、彼女はメロンを送るって言ってたのに。
あの時は3日3晩泣いた。






そんな可哀相なワタシだが、神様は見捨てなかった。
それは毎年この時期にだけ送られてくるプレゼント。
仕事を終え、疲れた身体を引きずりながら帰ってくると、
我家の宅配BOXに佐藤錦様が入っていた。






見事なサクランボだ。
ありがとう、マイ父母。
色も大きさも甘さも、本場のさくらんぼは違うね。
この時期だけは、実家が山形で良かったと思うよ。






でもね、
子供の頃に、こんなに立派なサクランボを喰った記憶がないよ?











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そして黄色いサクランボだと思ってブチっともいだら、
それは黄色くって黒い線の入った大きな幼虫で、ブジョっと潰れて、屋根の上で手をバタバタさせながらうわーん!メンメだぁー!メンメだぁー!と大泣きして危うく落ちそうになったことがあるよ。
だから屋根に登るなって言ったでしょっ!!って、おじいちゃんにシコタマ叱られたよ。






なんかあの感触が蘇ってきちゃったよ。


















ブジョっ。




















それにしても、ケツが痛いよ。

















ちなみにメンメ=虫のことだよ。




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