2009年05月07日(木) |
ネガティブな感情を越えて。 |
こんなことをここに書くことではないけど、どこかに吐き出したい。 だから書こう。 後で消せばいいから。
気分が悪くなる、未だに。 だったら見なきゃいいのに。 貴方のことを思うとあまりにも気分が良くて、もう平気だって思えて、うっかり見てしまった。
案の定、気分が悪い。
何、その絵文字。 何、その言葉遣い。
付き合っていた頃よりもネット慣れしていて、ちょっと嫌。 もう30前にもなろうという男が、そんな絵文字はいかがなもの? ダメだ、気分が悪い。
どう考えても、 どんなに偽善ぶろうとしてみても、 あの子に対する良いイメージを思い出すことが出来ない。
今まで、恋をしてきた相手に対してこんな風になったことがないから、ちょっと戸惑う。 他の相手だったら、最初こそ無理をしていたけど、 後々では笑って話をすることが出来るようになったのに。 もっと良い思い出も思い出すことが出来ていたのに。
そんな風に持っていけないくらい、私は無理をしていたのかな。 あの子と付き合っているとき、無理をしていたのかな。
あの子との出来事に触れた時、 あの子の欠片や現在に触れた時、ネガティブな感情しか蘇ってこない。
好きだったのに。 あんなに好きだったのに。 そんな"好き"の感情も、最後にはネガティブな感情に飲み込まれてしまったから思い出せない。
ポジティブな感情をくれて私という個性を認めてくれる人に出逢って、 今はとても前を向いているのに、 あの子に対するネガティブな感情は消えない。
自分を消して、 感情を殺して、 ただ怯えていた。
当時はそんな風には思っていなかったし、 そうすることを選んでいたのは自分自身だけど、 今は、あの頃の自分をかわいそうに思う。 「そこまで自分を否定することはないよ」って、慰めてあげたくなる。
「好きな人に否定されること、 自分で自分を否定すること。 どちらも間違っているよ。 それは、本当の意味での愛じゃないよ。」 そう、教えてあげたくなる。
思い出しても、今でも泣ける。 それくらい、トラウマになっている。 大げさだと思われるかもしれないけど、なかなか消えてはくれない痛み。
その痛みをやさしく包んでくれたのは、今の好きな人。 どんなに怖く思える時でも、 どんなに臆病になっている時でも、 いつもいつも温かい空気で迎えてくれる人。 笑わずに、 否定せずに、 ちゃんと話を聞いてくれる人。
そんな人に出逢えたのは、あの子と色んなことがあったから。 色んなことを一旦乗り越えて、一人でやっていこうと思えたから。
結局最後には、この結論に辿り着く。 ネガティブな感情も、好きな人に出逢えた喜びには勝てない。 ざわついていた心の中が、少しずつ落ち着いていく。
良かった。 貴方がいてくれて。
ありがとう。
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