ふたつのこころ

2009年05月01日(金) 想像。

貴方の姿を見つけた瞬間、
なんだか恥ずかしいのと嬉しいのが混ざって、気付かない振りをしてしまった。
来ることを知っていた貴方だけは私の姿に驚くとはなく、ちょっとくすぐたい。

ずっと顔を見ることができなかったけど、ふとした拍子に視線はかぶる。
多分、かぶってる。

みんなと話をしている時、嬉しそうに『何々?』と聞いてくる。
笑っている私をチラッと見てくれる。
ボーっとしている私に親指を出して『グー!』っとしてくれた。
私は自分にだとは思わなくて、思わず後ろを振り向いたら笑われた。
重い物を持ち運びしていたら、謝りながら持ってくれた。
帰り際、隙間から手を振ってくれた。

些細な些細な表情や仕草が嬉しい。
知らない顔を見ることも嬉しい。
でも、ちょっと切ない。

私は貴方に、ちょっとした幻想を抱いているのかもしれない。
私の中で貴方への想像が膨らんでいて、理想化しているんじゃないかな。
もちろん、貴方と接点を持った上での想像なんだけど。

メールの中で見る貴方と、
実際に話をする貴方と、
他の子と話している貴方。
どれも少しずつ違っている。
でも、どんな貴方を見ても、些細な仕草から見えてくるやさしさ変わらない。

私のもきっと、メールと現実、そして普段とは違った自分を貴方に見せていて。
貴方の中での私は一体どんなイメージなんだろうって、ちょっと気になった。
最近はあんまり考えてなかったけど、ちょっと、気になった。

もっと、素で話が出来たらいいのにな。
貴方の声、大好きなんだよ。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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