ふたつのこころ

2009年04月07日(火) 心のままに。

貴方のことを想うと温かな気持ちになれる。
だけど、切なくなる。

もしも貴方が私のことを想ってくれるなら、私はこの上なく幸せだと思う。
貴方のそばにいるだけで、色んなことを信じたくなるから、
貴方と付き合えたなら、私はきっと愛というものを信じられるんじゃないかと思う。

そう思う反面。

今の私は愛というものが分からなくて。
愛というものを信じることが出来ない。

それは、今までの恋愛が理由なのではなく、
私が生まれ育った環境のせいなんだと思う。

特に不自由なんてしていないし、それなりに幸せなんだとは思う。
だけど、決定的に足りないものが、ある。
それは、外から見ても分からないこと。
もしかしたら贅沢な足りないものなのかもしれない。
けれど、きっととても大切なモノが足りていない。

私は、もうずっと前から、それを求めている。
誰かを好きになるたび、不安になるのも、きっとそれを感じられないからだ。
あの子のことを信じ切れなかったのも、きっとそれが足りなかったから。

一人になって気付いたのは、何かが足りないのは相手じゃなく、私だということ。

私の中の足りないモノを、私は相手に求めている。
ううん。
その足りないモノを"欲しい”と言っていいのかを、探っている。
そしてそれを言う前に、いつも言えなくなる状況を自分で作る。
強い自分を、作り上げてしまう。

そうなったら手遅れだ。
もう、足りない部分を見せることが出来ない。
だって、そんな私を、私だと認めてくれないから。



でもね。
貴方は違うって思ったの。
付き合っているわけではないけど、違うって思ったの。
何度弱いところを見せても、貴方は笑ったり否定したりしなかった。
常に、やさしい。


だから、惹かれてしまった。
だから、恋をした。
愛というものを、信じてみたいとも、思った。

でも、恋人にならなくても、貴方はきっとやさしい。
だったらこのままでもいいんじゃないか、とも思う。

そう思ってしまう自分が、切ない。
自分の気持ちさえ、閉じこんでしまいそうな自分が、悲しい。

足りないものは分かってる。
だけど、まだ、力が出ないんだ。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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