貴方からのメール。 嬉しくて1日中、頬が緩んで仕方がなかった。 何気ない、普通のメールなのに、 『貴方から』というだけで、どうしてこんなにも嬉しいんだろう。
作っていったお菓子の感想が書かれていた。 ちょっと濃い目の味だったから、どうかな?と思っていたら、 『濃厚最高!』とのことで、すごく嬉しかった。 調子に乗って、また何か作ろう!笑
貴方は私の心を軽くさせる天才。 つき合ってもいないのに、すごいと思う。 今までの片想いで、こんな風にあったかくなれたことはない。 恋人といても、いつも不安だった私には、ちょっと信じられない感情。
誰かを好きになった時、いつもいつも会えない日を嘆いていた。 会えない時間は不安ばかりだった。 それはきっと、恋の終わりばかりを想像していたから。
けれど今。 会えない日でも温かい気持ちでいられる。 片想いだけれど、悪い想像はしないの。 良い想像も、あまりしないの。 遠い未来のことをあまり考えないようにしている。 近い未来を、どう笑って過ごすか。 それをキーワードに想像している。 貴方の笑顔を見るために、楽しいことを想像している。 貴方から貰った笑顔や言葉を、大切にしている。
もちろん、淋しい気持ちはある。 でも、貴方のやさしさは継続して私を温かくしてくれる。 すごいね。
貴方のことを何も知らない。 本当に、一瞬の貴方のことしか知らない。 だから、これはもしかしたら恋ではないのかもしれないと、たまに思う。 単なる憧れだとか、気になるだけなのかもしれない。
でも、貴方は、私の中の何かを変えた。 それが何かなんて、はっきりとは言えないけど。 確実に、何かを変えた。 怖がって閉じていた扉を、あっさり取り外してくれた。 それはもう、奇跡に近い。
貴方のことを何も知らないけど、 私の知っている貴方は、とても温かい。 それは私にとって、何よりも大切なぬくもり。
それだけは、はっきりと言えるよ。
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