5行日記
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2004年09月18日(土) |
京極夏彦「狂骨の夢」 |
1000頁弱。前作よりもちょっと薄い。
ところで、このシリーズの読者は、読み進めて行くうちに、京極堂になろうとするんじゃなかろうか。事件に関する出来事は、最初から綿密に書き進められる。でも、あまりにも膨大&難解なので、途中で忘れてしまう。(私だけ?)なので、つい関口君になってしまう。
でも、考えてみたら、関口君っていいな〜。鬱病を患ったりしてるけど、したいことして生きているし(小説家)、奥さんだっているし、何より、京極堂とか榎木津とか楽しいお友達がいる。結構、うらやましいかも。
今回、いよいよ京極堂が謎解きを開始しだしたのは、700頁過ぎ。あまりにも気になったので読み進めてしまった。結局、読み終わったのは、朝の4時・・。時間がかかる。読めない漢字多いし。(「真逆」をずっと「まぎゃく」と読んでいたけど、「まさか」が正解?)
そして、読み終わってから、復習。なるへそ〜、最初から、気になっていた点ではあったのよね〜、そうだったか〜状態。
それにしても、京極夏彦は、元々興味あったのだろうけど、いろんな史実、文書を徹底的に調べて、読み込んでるんだろうな〜。今回、多少、宗教話が多かったけど、気持ち悪いエログロエピソードも、実際あるもののよう。(でも、密教好きとかには、有名な話?)
ふ〜・・・読書の秋です。
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