5行日記
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2004年06月26日(土) |
映画「みなさん、さようなら。」 |
死期が近づいた偏屈父さんと、父親に振り回されていた息子のお話かと思っていたら、ちょっと違った。
舞台が、カナダのフランス語圏のモントリオールというのも知らなかった。なので基本はフランス語でお話は進む。
そして父さんは、偏屈というよりエロじじぃ。快楽謳歌型の社会主義者とは?元大学教授。息子は、そんな父親がいやで、ロンドンの証券会社でバリバリの金で物事を動かしていくヤンエグ(死語)
母親の願いもあって、父親の最期を、友達に囲まれて楽しく過ごさせる息子。そのやり方がなかなかすごかった。
そして、父さんとそのお友達の教養あふれるユーモラスな会話がいまいち解らなかった。まー父さん、社会主義者という設定だけど、かなり辛辣だし、結構知らなかった話もでてくる。(どちらかというと反米思想)
そして、最後、ネタばれになってしまうけど、もう一個のテーマとして、どう死ぬか・・つまり死に方を自分で選ぶというくだりがあって、それがすごく微妙。監督の理想だそうな。
まあ、確かに理想的だけど、でも、やっぱり違う。
なんか違うな〜と思いつつ、夜に、同じような父子モノのティム・バートンの映画「ビックフィッシュ」が既にロードショー公開が終わっていたことに気づいた。金曜日に足裏マッサージじゃなくて、行っておけば良かった。
でも、飯田橋のギンレイホールでこの「みなさん、さようなら」と「ビックフィッシュ」が一緒に再映しそうな気もする。
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