5行日記
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2001年11月10日(土) 映画「冷静と情熱のあいだ」初日

私が映画の公開初日に観るのはほんと珍しい。(混んでるから、公開一週間以上経ってないと観に行かない〜)

今回はたまたま、一緒に映画に行く?と誘った友達のと会う日が初日になったので、まー混んでいるかもしれないけどと、3回目の上映1時間前に並んでまで観に行った。

感想は・・・・・・。

見終わった後、原作を知らなくて、あらすじもほとんど知らないという友達に「面白かった?」と聞いてみたら、無言、苦笑い。連続ドラマの総集編みたいだったとも。

監督は、原作をただなぞるだけでなく、赤と青を合わせた紫-Viola-と名付けましたとパンフで語っていたけど(それでポスターは青紫というかバイオレットなのね〜)、いえいえ!!!

原作を割と直前に読んだ私の感想は、赤と青をバラバラにして、他の黄色や黒や緑でつなぎとめてしまった、てんでちぐはぐ、正直つまんない映画〜〜〜〜〜〜〜〜!!!だった。(厳しい?)

冒頭のフィレンツェの空撮は、マジ綺麗だけど、それは私がイタリアが好きだし、フィレンツェに行ったことがあるからだけかも。

一番の違和感はあおいが、小さな頃からミラノで育った日本人でなく、母が香港人、父が日本人(でもすぐ死別してしまったか離別したか)の自分のルーツを知りたくて香港から日本に留学していたという設定。別にそれでもいいんだけど、そうすっとあおいがミラノに暮らすようになるには、もう一つエピソードで見せてくれてもいいんじゃないか〜〜〜〜〜。

あとマーヴも何故かアジア系アメリカ人。(原作は絶対白人だと思う。)

もう一個、原作は最後まで一度も二人は会うことがなかったのに(途中、順正が芽実につきあってミラノに行った時に、あおいと似た人を見かけたような気がして追いかけるというシーンはあるけど)、思い切り途中で会っている。

私は原作の、順正の手紙によって(この手紙もなんか違った・・)、あおいの中の気持ちが動いて行くのが好きなんだけど、なんかその辺が違った。違った〜〜〜〜!!

もともと映画化するには難しい原作だったかも。江國さんの文章は映画にするなら眠いフランス映画みたいな感じ。仁成のは、9時代のテレビドラマか〜〜〜。(テレ朝か日テレって感じ)

やっぱなんかちぐはぐになってしまうのかも。

最後にこの映画の良かったところも書いておこう。それは順正の大学生時代の竹野内くん〜。真ん中分けで可愛いです!!!これはグーーー。(ってそれだけ?)

あと、後半のそれぞれの恋人に対する態度とその後がこっちの方が納得出来るし、ラストも映画の方がすっきりするかも。(原作はちょっといろいろ余韻があった。まーそれはそれでグー)

何より一番良かったのは、予告!
さすが角川&フジテレビ。





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