フォーリアの日記
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2010年10月20日(水) 代理先生音楽を捉えられない

今日は曇り、時々かすかに雨。

今日はおばあちゃんはデイサービスに行きました。
先週から湯船に入れてもらっているようです。

私はコーラス。
今日は代理先生が久し振りに来ました。
でもちょっと遅い。

この先生、まともにリズムが取れないと心配していたとおり、
付点八分音符と十六分音符の弾むリズムと三連符が混ざってしゃれたリズムを織り成している曲が
全部三連符になってしまっています。
リズムが甘いを通り越して、完全に三連符です。
前奏で、弾んだ十六分音符が次の拍の付点八分音符とスラーで結ばれていてもまったくお構いなし。
せめてスラーだけでも後ろにつなげてくれれば、リズムが甘いと思う程度で済むのに、
まるで違うメロディに聞こえます。

歌の部分も付点の弾むリズムがほとんどなのですが、やたらに重くなっています。
伴奏が入ると更に重い。
私だって練習不足で付点のリズムを甘くならずに正確に弾ける自信はないけれど、
先週いくらなんでもこんなに完全に三連符に弾いた覚えはないし、
皆ももう少し軽快な曲らしく歌っていたと思うのです。

そう思って帰りに今週の録音を聞いた後、先週私が弾いた時の録音を聞いてみました。
ミスタッチはあるけれど、リズムはずっと軽快で
皆もちゃんとそれにあわせて歌っているのでしゃれた雰囲気も出ています。
重くしているのはあなたですよ、先生。
おばさんコーラスが年齢に比例して重くなっているというわけじゃないことは明白。

なんかもういいかげんで、ピアノの技術以前の問題です。
音楽に対する真摯さがないというか、
楽譜が何を欲しているか読み取る力がないというか。

テヌートを「リタルダンドではないのでインテンポで」行くように注意しておいて
リタルダンドはまったくかけないでインテンポで行ってしまうのも苦になります。
テヌートを遅くするかどうかは曲の中でどうテヌートが掛かっているか
また指揮者がどう考えるかによりますが、
歌に掛かるテヌートは多少遅くなっていいことが多いのです。
オペラなんかだと、リタルダンドのフレーズの中に更にテヌートがついて
その音については実際の音符の長さよりかなりのばして歌っている場合が多い。
テヌートそのものに遅くすると言う意味があるわけではありませんが、
「音を保持する」記号がその音や言葉を特に大事にするためについている場合は
大事に歌うために特にその音だけ遅くなるということがしばしば起こるのです。
速度が緩んでいくリタルダンドの遅くなり方とは明らかに違います。

短期間の代理先生だと思って我慢していましたが、
思ったより本当の先生の復帰が遅くなりそうなのでちょっとつらくなってきています。

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今日は生協が来るのが遅く、7時ごろでした。
必然的に夕食も遅くなりました。
おばあちゃんに居間に来て食べてもらっていたら、食べ初めてまもなく夫が帰ってきました。


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