フォーリアの日記
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2010年06月23日(水) 言ってしまった・・・。

今日は雨がざんざん降ったりやんだり変な天気ですが、梅雨らしいといえば梅雨らしい。

今日はコーラスでした。
歌は比較的易しい2部合唱ばかりなので短期間に無難にできてきています。
でも、ちょっとこのまま大きな声で歌っただけではつまらなくて曲想もつけたいので、
僭越ながら次回ちょっと指揮をしたいと申し出ました。
手が混乱しそうでちゃんと拍が振れるか指揮には自信はありませんが、
指揮がないとリタルダンドもバラバラになるしクレッシェンドも最後までふくらまさないでしぼんでしまうし、
曲の面白味が出てこないので、1度やらしてみてもらえませんかということで。

それだけでもちょっとドキドキ物ですが、帰り際にもっときわどい話をしてしまいました。
この代理先生は普段の指揮の先生の声楽の弟子なので、
発声練習で片方ずつとか鼻声とかの練習を踏襲しています。
それを、もっと声を十分に鳴らす発声練習がしたいと申し出てしまったのです。
今まで指揮の先生は月2回であとはピアニストによる練習で、
ピアニストは片方ずつとか変わったことをやらなかったので十分鳴らす発声練習ができましたが、
代理先生は毎週ずっとなので、毎回すべて片方ずつや鼻声練習になったらかなわないと思ったのです。

まずい話にもって行くつもりはなかったのですが、
「どこが問題ですか」と切り返されたので、響きを止める練習になっているところだと言ってしまいました。
「どんな練習が合っているかは人によって違いがあるだろうから、ひとつの意見として聞いておきます」と言われてしまいました。

時間のない帰り際に立ち話したのがまずかったのです。
本当はもっと腹を割った話をしたかったし意見を聞きたかったのですが。
つまり片方ずつとか鼻声とかを発声練習として取り入れるのがいいかまずいかではなく
私たちのコーラスの唯一の発声練習がそれだけになっているのがいいかどうかなのです。
別に完全に否定するつもりはなかったのです。

左右に偏りがある発声をしていた人なら、片方ずつ出してみることによって
どちらが響いていないか気づくこともあるでしょう。
レッスンに通っている生徒さんだったら、その日にきっかけをつかんだら
他の日に自分で練習しているのだから、それでよくなることはあるかもしれません。
でも、私たちは家で大声を出せないので発声練習などしない人がほとんどで、
週1回ここへ来ての発声練習が唯一の発声練習です。
それが毎回一部しか鳴らさない練習ばかりしていると全部を鳴らす練習をいつするのでしょう?

そんな話が全然できずに、完全否定したように取られたら
ちょっと意図が違ったのでショックです。
次回、もしうまく話せたらいいのですが。

(もちろん私が個人レッスンを受けるならそういう練習をする先生にはつきませんが、
 それこそ「どんな練習が合っているかは人によって違いがある」という範疇で
 合っている人がいるかもしれないことを否定するものではありません。)


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