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おやぢ共の闘い
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2001年09月28日(金)
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変なおっさんを見た。
そのおっさんは、人が読んでいる本を横からジーッと、こっそりといった風でも無く、真正面から堂々と読んでいた。
私も横目でちらりちらりと言った感じでやられた事はある。
しかし、このおっさんは後ろから抱きかかえるかの様にピッタリとくっつき、読んでいるのだ。
被害者もおやぢだった。
変なおっさんより気持ち小さめだが、彼らには共通点があった。
それはバーコード。
二人のバーコードが重なり、小説を一緒に読む
変な光景だった。とにかく、変な光景だった。
そのウチ小さなおやぢ(被害者)も変なおっさんに気づき、本を縦にしてみたり、座席とドアの間に微妙な隙間に入ったりと賢明に逃げていた
が、変なおっさんの方が上手だ。
本を縦にすればそれに合わせて自分も移動。
座席とドアの隙間に入っても、おやぢの後ろ側に入り、首を伸ばして読んでいる。
ここまで徹底し、堂々と読んでいるおっさんを見て、気分が悪い様な....すっきりした様な....
なんかよくわからない気分になった。
それにしても何故だろう?
自分が読んでる本や新聞を隣の人に見られる行為
別に減るもんでも無いのに結構ムカっと来る。
顔を近づけているが為に、魅惑の口臭攻撃に遭うだとか、濃ゆい化粧臭が漂って来るだとか、同じ空気を吸いたくない様な雰囲気を漂わせてる人の鼻息が頬をくすぐるとか、それなりの原因があるのならわかる。
そんな原因が無くてもムカつくこの行為とは、心の中にどんな奥深い意味があるのだろう?不思議だ
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