酸性
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今お風呂に浸かりながら雑誌なんか眺めていたら急に髪を切りたくなってしまいました。ショートにしたい!もうしばらくショートにしてないなー、というのもこっちに来て半年たったくらいにショートにしたのですが、髪と一緒に女性ホルモンもどっかにいっちゃった感じがしたくらい女っけというものを失った感覚に見舞われ、以来ショートにするのがコワイのです。それまでほとんどずっとショートだったのに。一体あの感じは何だったんだろう?
そのショートにした美容院…ここに原因があるかも。
今より輪をかけて貧乏人だった私は、ヴィダルサスーンの美容学校で切ってもらうと15ドルだと聞きつけ、早速出向いたのでした。その時私は先日こっちに遊びに来た悩ましい友達Aちゃんからもらったアンアンのヘア特集の写真を大胆にも切り取って持っていったのですな。
受け付けをして、かっこいいお兄ちゃんが「どんな風にしますか?」と聞いてきたのですかさず写真を見せました。お兄ちゃんは写真を持って奥に行きしばらくして戻って来て私に「今カットの講習会をやってるからモデルになって欲しい」と言ってきました。なんだかよく分からないけどオッケーと言い、奥へ。
奥に行くまでの間、ものすごい数…40人くらいの生徒が髪を切ってました。そんな巨大な美容院は見たことないので驚いていましたが、もっと驚いたのはたどりついた奥の部屋。
生徒が20人程座っていたでしょうか。立っている人も10人くらいいます。前は少し高くなっていて、椅子がふたつ。私はこの生徒達の前で先生に髪を切られるんだー!と気付いた時にはもう椅子に座らされていました。
ここをこうすると良い、とか言いながら(たぶん)私の髪を切る先生。ノートを取り、写真を撮る生徒。もう顔から火が出るくらい恥ずかしかったっすわ。しかも説明しながら切るから遅いのなんのって。
出来上がり、立たされ、しばらく生徒にお披露目。フラッシュの嵐(ゲーノージンか?)「キュート」「プリチー」の声声(ホントーかよ?)
持っていった写真はといば、かなり無造作なショートヘア。いや自分で言うのもなんだけど出来上がりは確かに可愛かった。髪型だけはメグライアンだった♪
でも次の日から、自分で髪切って失敗した人の髪型になっていた。ボサボサとしか言いようのないヘアスタイル。先生がセットしてくれた髪型にはただの一度も戻らない。無造作というのはスタイリングが全てだと悟ったあの日。
実は髪を切ってくれた先生から、髪も染めたいから来週来てくれない?と頼まれ、タダだったらオッケーと交渉を成立させてしまいました。それこそが悲劇の始まりとも知らずに。つづく。
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