酸性
DiaryINDEX|past|will
私の勤めている会社では、日本の新聞とこっちの新聞、 あわせて8紙もとっていて、毎日片付けるだけでも 大変なのに、スクラップもしなくてはいけなくて、 スクラップする人を雇いたいほどです。
主にスクラップするのは日本経済新聞で、 スクラップしながら読んでしまうんですが、 実は読めば読むほど、日経新聞ってすごい!と感動の嵐です。 全く圧倒されてます。
私には難しすぎる経済紙だとばかり思ってたのですけど、 経済の他にもいろいろ記事が載ってるんですね。 30にもなって、こんな事言っててすっごく 恥ずかしい人間かも知れないんですけど…。
最近までゲノムウォーズという、ゲノムに携わる人の ドキュメント、その前は宇宙開発事業団の主に 宇宙旅行をした人達についてで、どれも余計な言葉なしに描かれていて、 プロジェクトXも真っ青です。 その前はというと、日本の帰化を考えたスポーツ選手たち。 何故日本だったのか、何故帰化したのか、何故しなかったのか。 運命に翻弄されつつも戦う選手達に涙なしでは読めませんでした。 さすがに仕事中に泣くわけにもいかないので、心で泣いたんですけどね。
あすへの話題というコーナーは日ごといろいろな人が エッセイを書いてるんですけど、宿澤広朗さんという 三井住友銀行執行役員、ラグビーをやっていたそうで、 ん?と思って読んだのです。 ラグビーの楕円のボールの転がりがトライに結びついても、 それはラックではなく、練習の賜物だ、練習をしていなかったら どんなにうまいようにボールが飛んできてもトライに結び付けられないのだから みたいな事を書いていて、膝を打ってしまいました。 肩書きからすると、すっごく堅物で私と全く接点のない人かと勝手に 思ってしまってたに違いありません。 こういう出会いがあるのは楽しいですね。
そして月ごとに連載されている「私の履歴書」。 9月は安藤百福(ももふく)さん。日清食品の会長さんで、 チキンラーメンを開発した人です。 この人の人生がすごい!まだちょこっとしか読んでないんですが、 チキンラーメンを開発してヒットさせたのが48歳なんですね。 それまでは苦労の連続だったようです。
他にもいっぱい感激した記事があるのですが、とても書ききれません。 例えば本だったらお気に入りの人のものを買ってしまいますけど、 日経新聞を読むようになってから 自分の範疇になかった人たちの事がいっぱい分かって、 世界が広がったような気がします。
|