武ニュースDiary
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2010年03月14日(日) |
公開された「怪人」@中国 |
12日から中国で公開された「K-20 怪人二十面相・伝」。 1年も姿を見せない金城武と松たか子主演だから結構行くのでは、と言われたり、 いや、所詮新作じゃないから(DVD出回ってるし)……とも言われたり、 また、試写会ではミステリー部分が弱すぎ、バットマンやスパイダーマンの焼き直し、話も幼稚、と評判よくない、とか、 向こうでは公開前からびしびし厳しいこと(というか悪口)をよく書きますよね。
ともあれ、何とかいい成績を収めてほしい……と、中国の金城ファンは祈るような気持ちで、 DVDで見たけど映画館に行く! と言ってます。 もちろん、ヒットしてくれないと、ただでさえ日本映画の上映は少ないので、 今後、金城映画が中国で公開されなくなっては困るからです。
公開後の映画館の様子はまだわかりませんが、百度の掲示板で、 「行ったよ!」というファンが書き込みしてくれています。
とてもよかった! 想像してたよりずっとよかった。 金城武はすごくかっこよく、普通の演技もアクションも優れていました。 話はどんどん進み、特殊効果も上々でした。 松たか子は年をとらない。映画館は笑い声が絶えなかったです。 (どこで観たのかという質問に答えて) 万達で観ました。満員でしたよ。しょっちゅう笑い声が上がってました。 質問ありがとう。私たちは裁判所の判決を待っているようなもので、 まもなく結果がわかるでしょう。 みんな、金城武目当てで観に来ていましたよ。 (2010.3.13)
新聞記事を1つ。これは試写会後のもの。
「変相黒侠」試写会 ライトコメディ風スタイルに、思わず笑いが
「変相黒侠」試写会
昨日午後、金城武と日本の女優松たか子、仲村トオルら主演のアクション映画 「変相黒侠」の試写が、華臣影城で行なわれた。 映画上映後、すくなからぬ記者と観客は、この日本のアニメの実写化に「びっくりして色を失」った。 1つには金城武の容貌を崩した様子で、顔にあざを作り腫らした姿はめったに見られないものだ。 もう1つは、作品のストーリーやアクションシーンのあちこちに、 ライトコメディから時にはドタバタ劇の雰囲気があふれていることだ。 金城武が扮する義賊はスパイダーマン、バットマン、ゾロなどの ハリウッド製「ヒーロー」の特徴の集合体のように見える。 映画鑑賞中、観客は笑いをこらえきれず、可笑しい場面が次々に登場し、 「気楽に見られるお笑い娯楽映画」と言うことができるだろう。
ストーリー:ハリウッドヒーローの「ごった煮」
「変相黒侠」は1949年の日本を舞台である。 金城武はあるサーカス団の花形で、優れた身体能力を持っている。 ところが「怪人二十面相」が東京でさんざん悪事を働き、 世界を征服しようとしており、金城武に罠を仕掛ける。 牢獄に落とされた金城武は泥棒たちの助けのもと、 修行を積んで最高の「盗みの技」を身につけ、最後には二十面相の正体を暴く……
監督が日本版のスーパーヒーロー物語を作りたいと考えたことはよくわかる。 だが、ひょっとして想像力が足りなかったのか、あるいはまた、ひょっとしてアンドリュー・ラウのように、 ハリウッド映画のスーパーヒーローたちを「からか」おうとしたのかもしれない。 「変相黒侠」の金城武は潔白を証明するため、「泥棒を師として」泥棒長屋に伝わる 秘伝の泥棒修行の指南書――泥棒の神技(観客はここでどっと笑う)を学ぶのだ。 そして、スパイダーマンのように屋根から屋根、建物の壁を走り回ることができ、 バットマンのように身体能力に優れ、怪傑ゾロのようにマスクをつけた「怪人二十面相」を見ることになる。 もちろん、映画ファンならそこに、ハリウッドのヒーロー映画の名場面を見つけることが出来るだろう。
出演者:金城武「顔を崩し」、ヒーローとなる
ありふれたストーリーに比べ、各出演者の演技は「水準に達している」と言える。 中でも金城武は全女性のアイドルでありながら、この映画では袋叩きにあって顔を腫らし、 その芸能キャリアでの1つの挑戦と言ってよい。 ただ、金城武ファンが、アイドルが払ったこういう「犠牲」を受け入れられるかどうかはわからないが。
ヒーローがいるなら、当然美女がいなくてはならないし、ライバルとヒーローを助ける者たちもなくてはならない。 ずっとしとやかな美人のイメージだった松たか子は、この映画ではある富豪のお嬢様を演じているが、 「意表をつく」能力を持っている。 風呂から立ち上がったり、ソファで色仕掛けをしたりと言ったエピソードが人を爆笑に誘うほか、 さらに驚かせ舌を巻かせるのは、簡単な飛行機械(ジャイロ)を操縦し、 弾丸の嵐やビル大崩壊の中、危険を冒して2度も「美人、ヒーローを救い」にやってくることだ。 これはハリウッドヒーロー映画の美女が「花瓶」ばかりである法則を打ち破り、 「新味」があると言えるだろう。 (記者・許城貴 中国網浜海高新 2010.3.11)
この映画の原作については(怪人二十面相そのものも)全然知られてないようですね。
BBS ネタバレDiary 22:30
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