武ニュースDiary
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2008年04月08日(火) |
ピーター監督の人物評 |
「収穫」という雑誌の2008年第2期に、 ピーター・チャン(陳可辛)のロングインタビューが掲載されているとかで、 今日の東方網が抜粋しています。 生い立ちとか、作品とか、子供のこととか話題はいろいろですが、 中にピーター・チャンが俳優や監督について語った言葉があり、 その部分だけ抜き書きしました。 インタビュアーは作家の商羊という人です。
――マギー・チャンは初めから演技がうまかったのですか、 それともいろんないい監督にに出会ってああなったんでしょうか?
陳 彼女はぼくの初めての映画に出たときから、ああいう感じでしたよ。 相手を自分の方に取り込んで、変えてしまうことができる人なんです。
――トニー・レオンとも早いころに仕事をしていますが、どうですか?
陳 とてもいい俳優です。けれど、「色・戒」はとても良くなかった。とても不自然でした。 タン・ウェイは悪くない、けれど、やっぱりそんなには良くなかったです。
――一緒に仕事をした俳優たちとは、極めてプロフェッショナルな関係なんですか?
陳 仕事は楽しかったですよ。もし不愉快なことがあったなら、それも自分が招いたことです。
――あなたは金城武が好きですね。
陳 彼は何事も争わないし、言いたてたりしないんで、 かえって彼のことをちょっとひいきしたくなる。 「投名状」のラストシーンは彼が凌遅の刑に処される芝居で、 1日かけてメイクをし、彼の違った表情のクローズアップをいくつも撮りました。 泣く顔、叫ぶ顔、獰猛な顔、highな表情……みんなあって、全部いい演技でした。
でも最後に全部フィルムを見直してみると、感情はもう十分で、 そのシーンは必要なくなっていました。それでバッサリ削ったんです。 審査で削られたんじゃないんです。私が入れなかった。 金城武はこのことについて一言も尋ねませんでした。
この場合だけでなく、彼と話していると、彼は自分のことはほとんど言いません。 他の人のことをすごく考えている……要するに、彼はぼくが会ったことのある俳優の中で、 人柄が一番いい1人ですね、少なくともぼくはそう思っています。
――アンディ・ラウは、あなたに嫌われていると言っています。
陳 彼はずっとそう言ってるんですよ。 君がそう言うからには、嫌った方がいいんだね、ぼくも何も言いたくないよ(笑)と思いますよ。 コンサートに呼んでくれたことがあって、行きました。 別に期待せずに会場に行って、いざ見たら、 その雰囲気や彼のトークに、本当に感激しましたね。
「色・戒」の演技には辛い評ですが、監督のアン・リーには敬服しているそうです。 姜文は、新作で一緒か? と噂の出た監督ですね。 (あの話はどうなった?)
ぼくの考えでは、映像で物語を語るのが上手な中国人監督は姜文です。 彼はぼくが敬服する2人の中国の監督の1人で、天才ですね。 もう1人がアン・リー。アン・リーの作品は非常に精緻できめ細かくて、 ぼくが細部にこだわる監督なので、好んでそういうところに注意がすぐ行くんです。 それにアン・リーは監督であるほか、すごく学識があると思います。 ぼくはとてもできないでしょう。
BBS ネタバレDiary 23:55
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