武ニュースDiary


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2006年05月18日(木) 台湾に戻った金城武●「如果・愛」の撮影現場にて(下)

金城武、台北東区に現わる

金城武が一昨日、台北市東区に現われた。
台湾で数日休暇を取り、家族と過ごしたり、
時間をさいて大好きなしゃぶしゃぶ鍋を楽しんだりした。
彼は福隆事務所に所属しているが、
今回の金曲奨授賞式は東風衛視が製作放映を担当するため、
台湾帰国は金曲奨出席の相談と関係があると思われる。

以前から行動を明らかにしない金城武は、
映画「如果・愛」の台湾での「プロモーションの後、半年近く、
台湾でCM撮影があったものの、完全に非公開で、
たとえその間、結婚やら豪邸購入やらの噂が立っても、
すべてマネジャーがコメントするだけで、
自身がそれについて話をすることはなかった。

最近ひっそりと台湾に帰った彼は、一昨日、
マネジャーのヤオ・イージュンと一緒に、
台北市東区にある著名なしゃぶしゃぶ鍋の店で食事をとった。
金城武とマネジャー、それにアシスタントは、
店の地下にあるVIP用の部屋で食事し、約1時間後に店から出てきた。
金城武は夜であったが赤いサングラスに隠れ、
公の席での黒いスーツとはがらりと変わった、
緑色のアロハシャツ姿で、元気は良いようであった。

記者を見かけても、にっこり笑いながら、礼儀正しく挨拶し、
数日休暇をとり、家族と過ごすために戻っただけだと言った。
その後は問答を避けるため携帯で話を始め、会社の車を待っていた。
そこで他の質問にはすべてマネジャーが答えることになった。
ヤオ・イージュンは、
「金城武は休暇のために帰ってきただけで、純粋にプライベートです」
と語った。
(聯合報 2006.5.18)

写真はこちら



「如果・愛」の撮影現場にて(下)

昨日の続きです。


休みが入った。
現場で用意される仕出し弁当は嫌いなので、
マネジャーに頼んで、下にミネラルウォーターを買いに行ってもらった。
私と同じ会社の女の子が隣に座り、嬉しそうにこう言った。
「小薇、たった今、ジョウ・シュンが私に言ったの、
なんでそんなに痩せているのって。
私、あなたの方が痩せてるじゃないですかと言ったわ。
ジョウ・シュンはどうしてあんなに小さいのかしらね」
私はさえぎって聞いた。「彼女のファン?」
「いいえ」と彼女。
「私もよ」と私は言った。

サインをねだるファン役の子も話しかけてきた。
「張小薇、私の演技どうだった?」
「良かったわよ」と私は答えた。
彼女が心配そうに、「監督、あのシーン、カットしないかしら」と尋ねたので、
私は大笑いした。
「それに答えるのは難しいわ。
監督の胸三寸ですもの。
ひょっとして、今日撮影した分、全部カットされてしまうことだって
ないとは言えないわよ」

最後は、パーティーのホストが、客達に挨拶をして乾杯をするシーンだった。
私たちはみんなグラスを掲げる。
グラスに入っているのは泡が立ち、味が変わってしまったシャンパンだ。
誰も飲む勇気はなく、杯を上げる仕草だけ繰り返している。
このシーンは、何度も何度も繰り返され、何回撮ったのかわからないほどだった。
私は気分が悪くなったようだ。
吐き気がし、めまいがした。
突然目の前が真っ暗になったと思うと、私は倒れ、担架で運び出された。

何分たっただろう、やっと私は、自分が緊張のあまり
気分が悪くなっていたのに気がついた。
長すぎた。
深夜2時から午前11時半まで、9時間半もかかった上、
朝食もとらず、低血糖になって、持ちこたえられなくなったのだ。
顔面蒼白、全身脱力。
試験監督が砂糖水とビタミンCの錠剤を持ってきてくれ、
気分はどうだとたずねた。
それから耳元で、普段徹夜などしない人間には見えないが、
前の晩は、相当Highだったのかい、と言った。
チッ。

そのとき、突然雷鳴のような拍手と歓声が聞こえた。
撮影が終わったのだ。
ああ、この逃亡兵はもうちょっとのところだったのに、
最後まで頑張れなかった。
唯一の慰めは、私の神に――生きていて、話をして、笑っている、
10代の初めからずうっと好きな金城武に会えたことだ。
彼との距離は、一番近かったとき、約1メートル。
くるっと反ったまつげが見えた。
本当に素敵だった。本当に本当に素敵だった。本当に本当に本当に素敵だった。

世の中には不思議なことがたくさんあるという。
以前だったら、とうていありえなかったし、考えることさえできなかった。
そして今、上海で、私はお芝居の中ではあってもなくてもいい道具だけど、
それでも、頭のてっぺんから足の先まで、
私の神を十分観賞することができたのだ。
私は人生を1年短く縮めよう。
神様、あなたは私にとても良くしてくださったから、
1年早くあなたのおそばに行くことにします。

(中略)

3時間ほど寝て目が覚めてしまったら、もう眠れない。
輾転反側しながら、まだ私の神を思い出している。
出番が終わると、彼はすぐ姿を消した。
私たちは撮影を続け、動けなかった。
サインもなし、ましてやツーショットなど。
写真は撮影の間ずっと禁止だった。
ある女性が携帯で彼を撮ったら、彼を怒らせてしまい、
スタッフが飛んできて小言を言った。
でも、私は少しも残念には思わない。
とにかく、夢の恋人に出会えたのだから。(後略)  (完)
(銭上談情――棉被人的BLOG 2006.1.18)



BBS  ネタバレDiary   23:20


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