武ニュースDiary


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2004年12月15日(水) 金城武、再び歌う(Perhaps Love)(改訂版)

<金城武 8年ぶりに歌う
ピーター・チャン、初めてのミュージカル映画を準備中


香港の監督ピーター・チャンが時間をかけて準備中の
初めてのミュージカル映画「Perhaps Love」が、
来年1月下旬クランクインすることに決定した。
主演は金城武、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュンとなっている。

大陸で大きな影響力を持つハンサムな金城武は
歌をすっかりやめてずいぶん経つが、
このミュージカル映画で再び歌を聞かせることになる。
ピーター・チャンは、昨日記者の取材に対し、
金城武については、自分はまったく安心している、
必ずしも、非常にうまく歌わなくてはならないというものではなく、
情感と雰囲気が表現できるのが一番いいのだ、と語った。

「Perhaps Love」は、1年以上かけて準備を進めており、
6000万元が投資される。
出演者の選定も一筋縄ではいかないが、
記者が昨日、監督に確認を求めると、
監督は金城武、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュンは
あくまでもさしあたっての意向であると強調した。

しかし、金城武のキャスティングには、独自の思いがあり、
「彼は脚本を読んですぐ、役を非常に気に入ってくれた。
それに演技力も定評があるから、ぴったりの人選だ」と語る。

1966年にアルバム「多苦都願意」を出した後、
金城武は歌謡界を去ってしまい、映画テレビに専念してきた。
当時の歌のレベルも、可もなく不可もなくが実際のところだったし、
「LOVERS」の北京プレミアでは、ついにお声を聞かせてはくれなかった。
8年後、ミュージカル映画出演で、再び歌うことになるが、
一体できばえはどうなるだろうか? 
チャン監督はこう話す。

「実を言うと、彼の歌を聞いたことはない。
けれど、以前アルバムを出していたのは知っている。それなら問題ない。
ミュージカル映画では、必ずしも、
すごくうまい歌を披露しなきゃならないというものではない。
つまり、歌そのものではないのだ。
こういうことだ。
私はレオン・ライの「甜蜜蜜(ラブソング)」は、
彼の歌唱の中でも最良のものと個人的に考えている。
音が外れていると思うかもしれないが、
それはわざと彼にそう歌ってもらったのだ。
そのおかげでドラマ性が生まれた。
けれど、専門的な角度から言えば、いい歌い方ではないかもしれない。
私はそういうものを金城武に求めている」

「Perhaps Love」は1月下旬、北京でクランクインし、3月には上海に移動、
物語の多くのシーンは1920〜1930年代の上海だという。

ミュージカルは劇中劇

「ムーラン・ルージュ」「シカゴ」といった成功のお手本はあるが、
ピーター・チャン監督は、どれとも似ていないものにしたいと望んでいる。
「ミュージカルとは何か? 
ただ単に歌を歌うことでも踊りを踊ることでもない。
全く別のものだ。
ミュージカルは今はあまり理解されていないが、
実は、普通の映画と違うものではなく、
一番重要なのはストーリーであり、ドラマなのだ。
歌と踊りはただ、映画の感情を一段高めるに過ぎない。
だから1人1人が、今何を歌っているのか、何を踊っているのか、
はっきりわかっていなければならない」

中国映画にミュージカルはまだ非常に数少なく、
ピーター・チャン自身にとっても挑戦である。
現在、脚本の基本はすでに完成している。
監督が最も重視するのは「愛」だ。
監督の話では、このミュージカル映画は、つまりは劇中劇だとのこと。
ある監督が若い新人女優に惚れて、
彼女のための大陸・香港合作映画を撮ることにする。
ところが主役男優が、なんと新人女優の昔の恋人だったのだ。
3人の感情が複雑に錯綜する。
(上海青年報 2004.12.15)


BBS  11:15


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