武ニュースDiary


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2004年07月19日(月) ロング・インタビューから「Lovers」の話題

東風のインタビューは、TVBSサイトで全部起こされて
読めますが、とにかく長いので、とりあえず、「Lovers」関係のことを
話している部分だけ訳して見ました。
インタビュー全体では終わりの方にあたります。
誤訳も多そうで、気が引けますが、後ほどできるだけ直します。

東風の独占インタビューから
「十面埋伏」の話題


――チャン・イーモウとの仕事で、一番の収穫は何でしたか?

 一番の収穫は、ひとつには、もちろん、この映画にはぼくにとって
特別なことがたくさんあったことで、初めての時代劇で、
そう、それからチャン・イーモウ監督のあんな大作だし。
初めてのチャン・イーモウ監督との仕事で、
それから初めてアンディやツーイーと共演したし、初めての中国映画だったでしょう。
それからまた後になって、これがぼくにとって30作目の映画だってことに気がついた。
そのときちょうど30歳の誕生日を迎えたんです。
だからとても特別に感じてます。

もちろん、その間の大変さとか、怪我したりとかあるけれど、
でも大勢の、優秀で、先端を行くスタッフの人達と知り合って、たくさん勉強もできたし。
演技がどうかは別にして、みんながどう撮影するのか見られたのは、
大きな収穫でしたね。
映画の出来がどうかは、よければまた別の収穫だってことになるし、
よくなければまた頑張ろう、ということだし、そんな感じです。

チャン監督がぼくに映画に出ないかと聞いてきたとき、
そのときは本当にびっくりしました。
で、他の人と間違えてるんじゃないかなと、
台湾とか香港とか他のスターの誰かと間違えているんじゃないかと思いました。
どうしてぼくに? ってね。
後で本当にぼくなんだとわかって、もちろんすごく嬉しかった。
会ってみたいって思いました。
お会いしたら、初めにお会いした時、握手をして、こう手を握って、
こんにちはとか言って、手を放したら、
もうすぐにこんな映画だと映画の話になったんです。
彼はそうですね、とっても情熱的な人で、余計なことは話さない。
話さなければいけないことを話して、言葉の1つ1つが重みを持っていて、
すごく強い印象を受けましたね。

その映画のストーリーを聞いて、思ったのは、ぼくにやれるだろうかということ。
すごく心配になりました。
時代劇のすごい大作で、立ち回りとかいろいろあるし、できないんじゃないか、
年齢がまだ足りないんじゃないだろうかとすごく心配だった。
人が見ておかしいと思うようなことになりはしないかなとか。

――ええ。

 他に言葉の問題もありました。彼の要求するレベルに応えられるだろうかって。
でも、監督は後で俳優達にこう言いました。
私は君達にこんなことで悩んでほしくない。今君達には演技をしてほしい。
それぞれアクセントは違っているが、実は大陸で映画を撮るとき、
浙江やその他の土地の俳優を使うこともありうる。
湖南の俳優のアクセントもまた違っている……
だから、気にする必要はない、彼はこう言いました。

君達は香港と台湾の人間で、
他の人から見るとアクセントが違うと思われるかもしれないが
、実は彼ら自身、それぞれ違っている。
だから、このようなことに気を遣わないで欲しいと、
良い演技をしてほしいと言われました。
そういうことが気になって、
彼が求めているものに応えられないことの方を心配しているのだと。

それで、ぼく達もできるだけ考えないようにしたんです。
でも、やっぱり考えてしまいますよね。
部屋に帰るとどう発音するのか一生懸命練習しましたけど。
一生懸命努力して、できなかったところは、他の方法で補うから、
だめだったら、方法を考えるからということだったんです。

――撮影に入る前に3カ月間ほど、剣術の特訓を受けたそうですね。

 いやあ、そんなに長くないですよ。ほんと、そうじゃなくて、1カ月ぐらいです。
基本を少し練習して、なぜかっていうと……
どう言ったらいいのかな、チン・シウトンが監督だったでしょう。

――そうですね。

 それで練習が絶対必要だよと言われて、いいですよ、やりましょう、と言いました。
練習を始めるときに、ぼくは彼に聞いたんです。
何を練習するんですかって。
そうしたら、とにかく刀だと、で、武術指導の人を1人ぼくにつけてくれました。

毎日、剣を振るって、防御を覚えて、それは本当に基本で、
もちろん基本がとても大切だってことはわかっています。
でも、ぼくは、実際の演技でやることをやりたいと言ったんです。
もしできるなら、先に、その本当にやるやつを練習しておいて、
つまりちょっとズルをしておけるといいなと。
本番になって本当にできるか心配だったので、早くにやっておきたかったんです。

そうしたら、指導の人は、監督(チン・シウトン)は立ち回りをまだ決めていないから、
こういった基本だけ練習しておいて、現場に行く。
彼は現場で考えるのが好きで、現場の環境を見て、
どんなものが使えるか、どんなことがやれるかを見てから、
撮るものを考えるんだと言いました。
で、考えついたら、よし! 俳優は練習して! 
俳優が練習を始めて、済んだらすぐその場で撮影を始めるんです。
ぼくは練習だけで体力を使い切っちゃうことがよくありました。
でもチン・シウトンはすごいと思いますよ。

――だけど、彼に刺し傷を負わせたって聞きましたけど。

 はい……刺し傷じゃないですよ。怪我はしたけど。
もし刺し傷だったらおしまいですよ、幸い違ったんです、刺し傷じゃないです。

――その怪我の事情というのはどうだったんですか? 
アンディ・ラウにも危うく大きな怪我をさせるところだったとも聞きましたよ。
どうしていつも怪我をさせるのはあなたなんですか?

 ぼくだってやられてますよう! ただ、言わなかっただけで。
みんなに触れて回るようなことじゃないでしょう。
落馬の件だって、ずっと誰にも言わなかった。だって、言ってなんになるの、と思うから。
多分、かなりひどかったからかも知れないけれど、
そのときこう言いたかったんですよ、
まず、言う必要はないってこと。
みんな、もう大変な思いをしていて、
全体のスケジュールも遅れるかもしれないってときだったし、
それをまたこうこうこういうわけでと知らせる必要はないと。

もう1つは、家族に心配をかけたくないということもありました。
何事によらず、人をあまり心配させたくないんです。
だから、全部撮影が終わってから言いたいと。
終わってからだと、それも、面白いこともあったんだと
受け止められるかもしれないですから。
(TVBS 2004.7.18)


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