武ニュースDiary
* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!
目次|前の記事|新しい日記
2004年07月16日(金) |
甘露が語る落馬事件(Lovers) |
BBSの方で、メイキングDVDの落馬シーンの話が出たので、 この件、少し。 メイキング本『「十面埋伏」製作全紀録』に、メイキング(記録映画)を 撮った甘露が、この映画のいくつかの「最…(1番○○だったこと)」を 書いているのですが、その中の1つ、「最も心配だったこと」が この落馬事件です。
「金城武がウクライナで落馬した。 この事件は外部にはずっと知らされなかったが、実は彼の怪我は大変重かったのだ。 もともと金城武は乗馬はできなかったのだが、 映画には乗馬の場面がたくさんあるので、 演じきるために、彼は非常な努力を重ねて乗馬を覚えた。
毎日、出番がなければ必ず近くで練習をした。 やがて大変上手になり、みんな感心して彼のために喜んだ。 私は何日にもわたった彼の練習風景をすべてカメラに収めていた。 あの予想外の事故が起きるちょうど前の日、 彼の騎馬姿がどんなに素晴らしいか、彼自身に見せてあげようと思い、 特別に撮影したのを覚えている。 その次の日、落馬してしまうとは思いもよらなかった。
その日、天気があまり良くなく、スタッフは早くこのシーンを撮り終えて、 その日の仕事を終わりにしたがいと思っていた。 金城武がもうすっかり上手に乗れるようになっていたのを、みな知っていたので、 このシーンの撮影は割合リラックスしていた。 馬が急にコントロールを失い、大木に向かって突進し、 彼を振り落としてしまうなど、どうして知ることができただろう。 彼は動くことも、口を利くこともできなかった。
みな、死ぬほど驚いた。チャン・イーモウはことのほか心配し、焦りを感じてもいた。 ひとつには金城武の怪我の状態が心配でならず、 またひとつには、撮影ができなくなるのではないかと心配していた。 その後、金城武を現地の病院に送って診てもらったが、 その後また治療を受けさせるために日本に送り返した。 幸いだったのは、怪我が足だけで、腰は傷めていなかったことだ。 それでも、「十面埋伏」クランクアップのときも、彼の足はまだ完治せず、 松葉杖をついていたのである」 (「十面埋伏」製作全紀録)
甘露は、別のところで(記憶だけですが)、 この事件が起こったとき、飛んでいったけれども、 友人の金城武に、どんな具合かそばにいて声をかけたいと思ったけれども、 そうしてしまうと、撮影することができず、 この事件だけが空白になって何も残らなくなる、 それでいいのだろうかと葛藤したそうです。
今回のプロモーションで、香港のテレビのインタビュー番組に出演した中で、 足はもういいのかと聞かれて、しばらくためらい、 ゆっくり治っていってるというところで、 靭帯を2ヶ所切っているから、いついつ完治するとは 言えないんだと答えていたのが、気にかかりました。
投票所
BBS
|