武ニュースDiary
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2004年04月14日(水) |
「TIME ASIA」の「Lovers 十面埋伏」関連記事 |
「TIME ASIA」最新号Artsの欄に、載ってます―― といっても、アンディ・ラウとチャン・イーモウのインタビュー。 そろそろ、中国内だけでなく、マスコミへの露出が始まってくる頃ですよね。 ここでは”House of Flying Daggers”のタイトル名を使っていますね。
それほど長くないインタビューですが、 監督への、俳優についての質問はアンディのことだけ。 なぜ、と思っていたのですが、先に読んだ文匯報の報道では 「なぜ、アンディ・ラウを起用したのですか」 という質問になっていたところが、オリジナルでは 「アンディ・ラウをキャスティングしたことに多くの人が驚いています。 彼を本格ものの俳優だと思いますか」 あるいは「演技派」とでも訳したらいいのでしょうか、 そうなっていたので、質問の意味が納得できました。
アンディ・ラウは大スターだけど、大衆的な、 本当にエンタテイメントの大スターとしてとらえられていて、 それをチャン・イーモウがどうして? ということだったみたいです。 アンディ自身も、そこから一歩抜け出したいという思いを抱えてきたのは、 先日ご紹介したアンディについての記事からもうかがわれます。
Sohuや新浪網の「十面」サイトにしても、 助演のはずのアンディとチャン・ズーイーの写真の方をメインに 扱っていて(しかし、あれ、あまりいい写真と思わないけど…… アンディ・ファンはいやじゃないかしら)、 実は、また中華系メディアがアンディのことしか聞かないのね、と ちょっとひがみ気分になっていたのだけど、そうじゃなかった。
読んでいただければわかるけど、アンディは、 シリアスドラマをやったのは、10年前が最後だと言ったそうで、 チャン・イーモウも今回はいい挑戦になったと思うとコメント。 彼はgreat actorで、本番で5回も続けて泣けるんだと、 また、どんどん進歩していると語ってます。
でも、ニュースを見ていると、スターのあり方として、 アンディと武って、対極にある感じがします。 映画、歌、イベント……芸能のあらゆるジャンルにわたって、 絶え間なく仕事をし、ファンと交流し、 インタビューで大いに話し(自己宣伝も上手に織り交ぜ)、 最近では金像奨で受賞の謝恩パーティーを 100人ほどの関係者・ファンを招待して行なったというのを読んだときには、 徹底してこういうスタンスなのね、と納得。 そこがあちらで熱くファンに支持される理由の1つでもあるのでしょうか。 私はファンじゃないから、連日のように現われる彼のニュースに おなかいっぱいの感じだけど、自己主張、自己アピールする方が 芸能人ということを除いても、むしろ向こうでは自然なのかもしれないし。
対してわがスターは、まるで主役じゃないかのような扱いにも 何ひとつアピールするでなく、監督とのエピソードを話すでもなく、潜行中。 向こうの記事で「低調(控えめ)」と口をそろえて書くのは、 かなり不思議に思われているんだろうなと思います。 彼の答えは、すべて作品の中で語られるんだろうと、 静かに期待しております。
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