武ニュースDiary
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2004年04月06日(火) |
「十面埋伏 Lovers」10日後に完成。プレミアは? |
もう昨日になってしまいましたが、「十面埋伏 Lovers」プレミアについて プロデューサーがもらした話だそうです。 長いが、全部やってしまいました。怪しいところはチェックしてください。 しかし、途方もないスケールですねえ〜〜〜 日本ではどうなるのかなあ。
「十面埋伏」は「英雄」以上の宣伝攻勢で。 プレミアは7月10日を予定
「『十面埋伏』のプレミア式典は7月10日挙行と決定しました。 メイン会場は北京です」 再三ためらったあげく、プロデューサーの張偉平は、 ひそかに開始した式典の計画をようやく明かした。 「今回は規模、盛り上げ方とも、「英雄」をはるかに上回るものになりますよ」
チャーター機の駆使、大会堂でのプレミア―― チャン・イーモウの武侠映画「英雄」は、 プロデューサー張偉平が一手に計画し、ディレクションして 興行上、空前の成功を収めた、お手本のような例だ。 また、張自身の生涯で最も満足な傑作でもある。
だから、我々は、彼が「十面埋伏」のプロモーションにおいても、 このような腕をふるえるのか、なかなか想像しにくい。 昨日、記者は海外のある人気歌手のマネージャーから、 北京新画面公司が「十面埋伏」のためにプレミア式典を予定しており、 歌手本人は既に張偉平、チャン・イーモウ、 及び央視映画チャンネル番組センター主任自筆のサイン入り招請状を 受け取っているという話を聞いた。 記者は直ちに張偉平に確認をとり、やりとりの末、ついに肯定の返事を得た。
張偉平は、「十面埋伏」のためにそのように盛大なプレミア式典を催す 理由を説明してこう言った。
「私は1995年に『キープ・クール』を製作したときから、 イーモウ、姜文、李保田、瞿穎を率いて、 映画のプロモーションのためのあちこち走り回ることを始めました。 内地、香港、台湾の映画は、今でもこの宣伝方法を踏襲しています。 当時の映画宣伝はセンセーショナルで、観客が道の両側を埋め尽くし、 ファンは飛び上がり、歓声をあげていたものです。 そのころ、深セン、重慶の2つの都市で大群衆に取り囲まれ、 1時間余りも抜け出せなかったのを覚えていますよ。
あの時代は、確かに各地を行脚する宣伝方法が大きな効果をもたらしましたが、 今日、観客はそのやり方にもう慣れてしまい、ファンも飽きています。 たくさん見すぎていて、もう新鮮ではありません。 ある映画の宣伝が成功するかどうか決めるのは、マーケットと観客です。 観客がこの種の宣伝方法を受け入れられるかどうかが重要なので、 観客が既に「見るのは疲れた」と言っている以上、もう以前の慣わしは改めて、 映画の宣伝普及のための新しい道に突き進んで行かねばなりません。 「英雄」は」我々に新しい宣伝配給の道を試させてくれました。 今回の「十面埋伏」では、我々は観客に必ずや、視覚、聴覚、 そして感覚の盛大な宴(うたげ)を徹底的に体験させねばなりません。 俳優たちを牡丹坊中に潜ませ、唯一無二の芝居の醍醐味を味わわせねばならないのです。
今回のプレミア式典は、近年の大型演芸会形式やコンサート形式のものとは まったく違ったものです。 中国語映画の催しとして、新しい一歩を記すものになるでしょう。 我々はこのプレミアを通じて、国産映画市場の繁栄の起動力となり、 国産映画を振興することを願っているだけです。
――メイン会場を北京に設けるということは、 分会場があるということになりますね? 「そうです。これは全国的な大規模な祭典です」 ――分会場が設けられるのは上海、重慶、広州、深セン…… これらの大都市ですか? 「その可能性はありますね」 ――北京のメイン会場は、「英雄」に関係のある人民大会堂は絶対使いませんね? 中国ホテルと釣魚台国賓館でしょう? あなたは同じことを繰り返しませんものね。 「もちろん繰り返しませんよ。会場は万を越える人間を収容できる場所です。 我々はそこを、見た人が目を見張り、それからくらくらとした感じを味わい、 感銘を覚えるような飾り付けをしますよ。そう言っておきます」 張偉平はようやく抑制を解いてこう言った。 「『十面埋伏』の牡丹坊をそっくり運び込むんです」 ――1万人以上収容できるところといったら体育館ですよね。 首都体育館ですか、工人体育館ですか? 「工人体育館です」
張偉平は言う。 工人体育館は、歌手のコンサートや大型のスポーツ競技会を、 何度となく開催してきた場所だが、 1本の映画が、ここをプレミア式典のメイン会場とするのは、 今回が初めてであり、非常に有意義なことだと。
――『十面埋伏』のプレミア式典は『英雄』を遥かに超えるとおっしゃいましたが、 どういった面においてですか? 「式典は我々新画面公司と央視映画チャンネルの共催で、央視が実況中継をします。 また、千以上の国内外のマスコミも報道します。 『英雄』のときは700余りでした」
「なぜチャン・イーモウ監督に、式典のアート面の総監督を依頼したのか」 という記者の質問に答え、張偉平はこう語った。 「『十面埋伏』の監督がチャン・イーモウであることは皆知っています。 式典は『十面埋伏』がテーマですから、 チャン・イーモウがこの催しの要の人物であるのは理の当然です。 チャン・イーモウよりも『十面埋伏』を理解している者はいないし、 彼よりもこの映画を深く感じ取ることのできる者もいません。 だからこの式典も、彼なら誰よりも正確に把握できるでしょう」
――芸術総監督として、チャン・イーモウは具体的にどんな責任を負うのですか? 「全面的にコントロールし、マクロの把握と、ミクロの指導を行ないます」 ――チャン・イーモウは確かにトップの大監督ですが、 式典については有能というわけではないように思いますが。 「それは間違ってますよ」 張偉平はちょっと気色ばんで言った。 「チャン・イーモウは、いつだって奇跡を生み出すことの出来る人間です。 オリンピック誘致フィルム、万博誘致フィルムは言うまでもないし、 彼が演出したオペラ『トゥーランドット』やバレエ『紅い大灯篭を高く掲げて』、 それに実景をそのままステージにした、大スケールの舞台劇『印象。劉三姐』、 天壇祈年殿の『中国印』除幕パーティー、 どれをとっても人の意表を突き、絶賛されましたよ」
プレミア式典に出演するゲストの人選についてはこう言う。 主催者は「世界的に影響力があり、知名度の高い傑出した中国人歌手で、 同時に中国語映画の国際進出に助力したいと心から思っている優れた芸能人に 出演を要請し、『十面埋伏』という映画を津々浦々まで浸透させる」ことに 重点を置いて考えている――と。
――それなら、どんな人がその資格を満たすと考えていますか? 今人気絶頂のジェイ・チョウ、朴樹、韓紅などは、 もう主催者側は選んでいるのですか?
張偉平はイエスともノーとも言わなかった。 しかしそのミステリアスな目と、本当は言いたくてたまらない表情が、 記者の推測の正しさを裏付けていた。
――中国人歌手以外で、『十面埋伏』の主題歌を歌う 国際的な大歌手キャスリーン・バトルに依頼する考えはなかったのですか? 「考えましたよ。で、連絡をとって、調整しているところです。 私は彼女の歌が大好きなので。特に『十面埋伏』での誰でも忘れられない歌声がね」 張偉平はしばらく口をつぐんでいた。 キャスリーン・バトルの妙なる歌声に浸っていたというよりは、 「十面埋伏」プレミアがかきたてる憧れの内にいると言った方がよいだろう。 人が没頭している様は、他人の気持ちをも引き込むものである。 (北京青年報 2004.4.5)
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