武ニュースDiary
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「スクール・デイズ」でバンジー・ジャンプするシーンがありますね。 アイドルを飛ばすという見せ場作りのためだけに 挿入されたとしか考えられない、必然性のないシーンですが、 これを飛んだときの感想を、1995年5月13日に行なわれた シネ・シティのファンとの集いで、本人はこう語っていました。
「何であれができたかって言うと、後ろにマスコミがたくさんいたから(笑)。 もうやるしかなかったんですよね。 あと、ジミー・リンっていう台湾の人、いますよね。 彼と2人で同時に降りなきゃいけない。 そこで、もし彼が降りて、僕が残ってたら…… マスコミに何書かれるかわからないですよね。で、やったんです。 感じはね、もう、死ぬみたい(笑)。降りてる瞬間はもう何も考えてない。 でも降りちゃえばね、ああ、助かったってホッとする。 でもその後ブラブラしてるのがキツイ。 なぜかいつも彼が先にひっぱり上げてもらうんですよね。 僕はその間、ブラブラしてる(爆笑)。 やったことない人は、1回、やってみるといいですよ。 1回やると、歌のキーがひとつ上がる」(場内爆笑)。 (香港電影通信より)
これ、以前に読んだときは、「キーがひとつ上がる」という 表現に感心しきりだったのですが、 さて、映画にも写っている取材のマスコミは、どう報道したか、 当時の台湾の新聞(1993年10月14日)からひいてみます。
心臓が飛び出しそう
16階の高層ビルの高さの橋から、バンジー・ジャンプで飛び降りるのは どんな気分だろう? 驚きがやっとおさまったばかりのジミー・リンは、 気持ちを落ち着かせながら言った。 「ビルから飛び降りるようで、怖いが堪能したよ」 上がってきたときは顔面蒼白で、足がふらふらだった金城武は、 「空を飛ぶような感じで、心臓が止まりそうだったけど止まらなかった。 ほんと、死ぬほど怖かった」
アイドルスターのジミー・リンと金城武は、 昨日、桃園復興郷の羅浮橋で、初めてのバンジー・ジャンプを行なった。 映画「スクールデイズ(校園敢死隊=学校決死隊)」は、 彼ら2人に1000万元の保険を掛け、 昨日、橋から放り投げられる演技をした張立威には500万が掛けられた。 張立威は上がってきた後、ただ一言、 「まるで死ぬみたいだった」と言った。
羅浮橋の高さは46メートル、16階建てのビルの高さで、 普通バンジー・ジャンプに使われる橋よりかなり高い。 生まれて初めてのジャンプに対し、ジミー・リンと金城武は異なる反応を見せた。 ジミー・リンはずっと気軽な感じで表情にも非常に期待感を表していた。 「怖くないか」と聞かれ、彼はこともなげに「大したことじゃないよ」と答える。 「飛び降りた後、水に潜ってしまわないか」と言われ、 「いいさ、ついでに魚をつかまえてくるから」と落ち着いて返す。 いざ、ジャンプ台に上り、下に向って飛び込む刹那、彼は下方を一目見てから やっと隣で一緒に飛び降りる金城武に声をかけた。 「こりゃ、怖いや。君は怖くない?」金城武は答えた。「余計なこと言うな」
金城武は、真剣に初めてのバンジー・ジャンプに立ち向かおうとしていた。 これが始まってから、彼には「期待と怪我の心配」の両方がまじりあっていた。 飛ぶのを待つ間、彼は怖いのを少しも隠そうとしなかった。 彼は蒼い顔で、外国人のインストラクターにきっぱりとこう言った。 「絶対に水に突っ込まないようにしてください」 彼は時々足のベルトを用心深く調べ、たずねた。「きちんと巻けている?」 カメラマンが、飛び降りた後、カメラの方を見てと言ったとき、 彼は答えた。「気絶してなかったら、できるだけやってみるよ」
共に新聞名はわからないのですが、もう1紙から抜き書き。 細部がちょっと違うんですけど。
ジミー・リン、金城武、「決死」を地で行く
ジミー・リンはジャンプの前、上機嫌ではしゃいでいた。 「すごく刺激的! 面白そう!」 絶えずぴょんぴょん飛び跳ねて、さっそうと飛び降りる格好をしてみたり。 金城武はもう少し真面目で、眉を寄せて、 この遊びは本当に怖い、しなくて済むということはないのだろうかと考えていた。
昨日の現場でこのバンジー・ジャンプの指導をしていたのは、 中国語が上手な2人の外国人。ジャンプには4年のキャリアがある。 2人の小天王は、朝から午後まで彼らに教えてもらっていたが、 ジャンプ台に登って橋の下46メートルの水面を見下ろすと、 やっぱり足がいうことを聞かなくなるのだった。
いよいよ金城武とジミー・リンの2人は万全の装備で台に登り、 今ひとつためらいながら台の橋まで「行かされ」た。 このとき、ジミー・リンはもう強がる様子は消え、全身震え始めた。 そしてやはり震える声で、隣の金城武に「君は震えてない?」とたずねたが、 彼はとっくに脅えて声が出ない。二人はカウントダウンの間、 両手を挙げ、自分は鳥だと空想し、それから飛び降りていった。
飛び降りた感じはどんなものだろう? 金城武が言うには――体がどんどん沈んでいく感じだった。 誰も助けには来られないという思いにとらわれ、絶望感を覚えた。 すると体が突然跳ね返された。そのとき「気持ちいい!」と思った。 ジミー・リンはといえば――飛ぶ1、2秒前が一番怖かったが、 飛び降りたら怖くなくなった。 ずっと目を開けて「景色を眺めていた」。
2人とも、絶対に2回は飛びたくないと口をそろえたが、 「残酷」な監督は別な角度からもう少し撮りたいと言って、 もう1度「決死」行動をさせたのだった。
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