武ニュースDiary


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2004年02月28日(土) 「Lovers 十面埋伏」ポスターの制作方針

「十面埋伏」というタイトルが、他の映画のタイトルと重なるという話が
去年出ていましたが、最近になって、また蒸し返されています。

色々な新聞で報道されていますが、2月27日のハルピン日報によると、
中国作家協会副主席の張平という作家が、
自分は1999年に『十面埋伏』というタイトルの小説を書いている、
それを若い映画監督の高群書が映画化権を買って映画化する予定だ、
そのタイトルは「十面埋伏」とすることでとっくに合意していると
発言したそうで、つまり、そのタイトルを
チャン・イーモウが先に盗用したということ、らしい。

しかし、本や映画のタイトルは著作権は主張できないし、
商標登録もできないもののはずで(多分中国だって)、
「十面埋伏」という言葉自体、歴史から出ているのだからなおさらでしょう。
どうしてこのような話が出てくるのか、不思議な話です。

チャン・イーモウは現在、外界のことには一切耳を貸さず、
映画の完成に専念しているとのことで、
今は日本に滞在し、音楽制作の最中だと(梅林さんが担当でしたね)、
プロデューサーが言っています。

ところで、張プロデューサーが、ポスターについて、もう少し話しています。
「十面埋伏」のポスターは「英雄」とは全く趣が違うが、
基調色を次々に出していくという点では同じ方法を取るとのこと。

「我々はスチールを少しずつ公開していく。
第1弾は緑の竹林だった。最後に映画全体の基調である敦煌色を見せる。
スチールを公開するごとに、その中の1枚を使ったポスターを制作する。
そしてその反響をもとに1、番良いものを選び、
最後のメインポスターとする」
「十面埋伏」の主な色は緑、白、敦煌色の3色である。
それなら、次に公開されるのは、
ウクライナの雪山で撮影されたスチールになるはずだ。張偉平はそれを認めた。
(沈陽今報 2004.2.27)

ということだそうで、映画だけでなく、宣伝も楽しめそうです。



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