武ニュースDiary
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2004年02月23日(月) |
張偉平による解説もう少し |
永川竹海で撮影された美しいスチール写真に関して、 張偉平は感慨深くこう語った。
「これこそ、我々がなぜ盗み撮りを嫌ったか、その理由なのだ。 そのような盗撮写真とこのスチールとでは、出来栄えに天地ほどの差があり、 観客に誤解を与えやすいからだ。
永川は霧の非常に多いところだったが、 チャン・イーモウはまさにその霧の効果を利用して、 虚実の結合させたスチール写真を撮った。 チャン・イーモウはすばらしい監督であるだけでなく、 優れたカメラマンでもあるのだ」
また、こうも語った。 「これらのスチール写真には、映画の基調色である敦煌色はまだ出ていない。 敦煌色は非常に含みの多い、広く豊かな質感を持っており、 これから、次々とお見せしていく。 映画は現在、あらつなぎが完成したばかりだが、 ハリウッドと日本の配給会社は非常に満足していた」
聞くところによると、アメリカのコロンビアが すでに日本での配給権を買ったという。 チャン・イーモウは近日中にオーストラリアに飛び、 最後の工程を仕上げる予定。
「十面埋伏」はチャウ・シンチーの「功夫」と今年夏にぶつかるが、 張偉平は「それは問題にならない」と一言、軽く受け流した。 そして、「私は『功夫』について何も知らない。 ただ言えることは、『十面埋伏』は『英雄』より面白いということだ」
さらに説明して言うには、 「今、振り返ってみれば、『英雄』には確かに一部完全でないところがあった。 チャン・イーモウは経験を総括し、 まずストーリー性を強め、豊かにすることに大きく力を注いだ。 純粋な意味で武侠映画と呼べるこの作品では、 世に生きる人々の人間関係と、変化に飛んだ物語が、 非常に味わい深いものになっている。
さらに、製作方面でも、もっと精緻なものになった。 牡丹坊のシーン1つとっても、道具類だけで1000万元近くかけている。 装飾を凝らした建築や花鳥画は、映画の中で、 ある種、自然も及ばない効果を発揮している。 従って、『英雄』と比較して、『十面埋伏』は チャン・イーモウのアイディア、撮影など様々な側面において、 最も完璧に近づいた作品であり、彼は確かなものををつかみとった」 (新浪娯楽 2004.2.23)
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