武ニュースDiary


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2003年10月18日(土) 「人物クローズアップ」3●「十面埋伏」のスケジュール

「人物クローズアップ」3  1:12

アイドルからの転身開始――「不夜城」
新しい芸能キャリアへの一里塚


時は移り1996年。
この年、金城武は日本の宝塚出身のスター、天海祐希と、
「羅生門」のリメイク「Misty」に出演する。
日本の昔の衣装を着た金城武は
妻になるはずの女のせいで死ぬ貴公子を演じてぴったりで、
一種強烈な日本の雰囲気を発散していた。

97年の金城武の主演作品リストを見ると、
もしかすると学園物が流行らなくなってきていたのかもしれないが、
つまり、意図的に、容貌を見せるだけの作品から脱却し始めたのがわかる。
陳小春、チャーリー・ヤンと共演の「ダウンタウン・シャドー」では産業スパイを演じた。
観客は、金城武はこういう役も演じられるのだと知った。
カルメン・リーとの「パラダイス!」の落ちぶれた殺し屋役は、
彼の今をうかがわせるものがある。
後に存分に発揮されることになる退廃的な持ち味のいくばくかが、すでに見て取れるのだ。

しかしながら、金城武の映画での表現は、当時はまだ少々深みを欠いているように思われ、
その演技には、人の心を揺り動かす大きな力量が不足していた。
彼にはこのとき、1本の映画の本質を支え得る力が
まだ備わっていなかったと言えるかもしれない。

金城武、侮るべからずと、誰もが本当に悟るのは、1998年からのことだ。
「不夜城」で彼は日中混血の劉健一――
新宿歌舞伎町の裏通りで生きのびようとして、
復讐計画に巻き込まれ、愛する女を殺す羽目になる男を演じた。
この映画は、はみ出し者が生きようともがく悲哀と、
背中合わせの信頼と裏切りとを痛切に描き出し、
ラストはすこぶる日本のマフィアへの挽歌の感がある。
金城武演じる日本に取り残された日中混血の孤児は、
彼の現実生活と対比させると虚虚実実の感があり、
登場人物たちの虚実ないまぜになった言行を際立たせている。
彼はものを言う目と表情によって、生にしがみつく卑しさを生き生きと表現した。

「不夜城」の日本での大ヒットにより、金城武の芸能キャリアは日本において絶頂に達した。
この頃、国際的ファッションブランドのプラダは彼をイメージキャラクターに起用、
日本アジア航空も、台湾の美を伝えるCMキャラクターに彼を選んだ。

テレビドラマでは、アイドル深田恭子と組み、「神様、もう少しだけ」に主演。
人気は日本から台湾に逆輸入された。
彼の、クールな中に芸術家気質と情の深さを併せ持ったイメージは、
深い印象を与え、それまでの「その他大勢の1人」というイメージにとってかわる。
聞くところによると、ドラマのヒロインは援助交際でエイズに感染したにもかかわらず、
主役の金城武の同情と愛を得ることができたため、
日本の女生徒たちがそれに感化され、あえて同様の間違いをおかし、
保守的な道徳観を持つ人々の攻撃の的になるということがあったそうだ。

この年、金城武は木村拓哉、反町隆史、竹野内豊ら3人の日本の人気男性スターと並んで、
「今年最も注目された男性スター」に選ばれた。
きわめて排外的な日本の芸能界において、これに選ばれたことは、
彼のキャリアにとって、非常に大きな到達点と言える。
デビュー後6年、ようやく大きな成果を得た年であった。  (続く)




「十面埋伏」のスケジュール 3:47

事情があって、この数日、まめなニュースチェック及びお散歩をしておりませんでしたので、
既出かもしれませんが、「十面埋伏」のニュースを拾います。

アンディ・ラウ、今日2度めのクルー参加
「十面埋伏」まもなく本国で撮影


チャン・イーモウの新作「十面埋伏」は9月のクランクイン以来マスコミの注目の的である。
撮影班は遥か遠いウクライナだが、記者は昨日ついに撮影スタッフと連絡がとれた。
彼らによると、撮影は比較的順調だが、先週は雨が降ったために撮影が遅れたので、
あと半月滞在を延ばさねばならなくなったとのこと。
またアンディ・ラウは前回合流して撮影を行なったのに続き、
今日第2回の撮影をするそうだ。

チャン・イーモウ監督は、ウクライナでは1ヶ月間撮影の予定だったのだが、
現在、天候の影響で少なくとも半月延長しなければならなくなった。
幸い製作主任がすべての準備作業を早めに終わらせてくれている。
チャン監督は撮影の進行を速めるために、数週間前、
別の撮影班をウクライナによこしてくれるよう申請し、2班で撮影を進めていた。
が、先週ウクライナはずっと雨で、撮影は滞ってしまった。
ウクライナを舞台とした部分は全体の80%を占める。
アンディ・ラウの出番は金城武ほど多くはないが、非常に重要な役どころだ。
今日、彼はプロデューサーの江志強と一緒に再びウクライナでの撮影に向かう。

一方では撮影班の他のスタッフも、中国国内での撮影の準備を進行中だ。
国内の主な撮影地は2つあり、1つは北京。ここでは屋内のシーンを主に撮る。
そのときアニタ・ムイが北京に行って屋内シーンを多く撮る予定。
もう1つは永川竹海自然公園で、この映画の第2のロケ地になる。
製作主任の張震燕は、「竹林は数多くあるが、我々がここを選んだのは、
非常に広々とした感じがあるのが主な理由だ」と語った。
監督は、今回の竹林での撮影は、
「グリーン・デスティニー」とは違った感じのものにしたいと考えているという。
監督は近いうち帰国し、まず屋外ロケを行なってから、屋内シーンに移るが、
天気によってはスケジュールに変更はありうる。
映画制作は来年3月末に完成を見るが、「英雄」に比べると、すごい速さだ。
これは製作主任の周到な準備のおかげが大きいという。
(南方都市報 2003.10.17)

「英雄」と比べて驚くほど速いと言っているのだから、
撮影がじゃなくて、映画の完成が、ってことでしょうかね〜
「英雄」の撮影はどのくらいかかったんですか?
それと16日の、これも大陸のニュースに、
「『十面埋伏』のあるスタッフが言うには、11月10日、チャン・イーモウは北京に帰るが、
その折、全スタッフが集合して北京で大会を開く。
撮影班は大会の後、いくつかに別れ、1つはまっすぐ竹海に行って撮影、
他は浙江省と雲南省でセット組みを続ける、とのこと」(中国互聯網新聞中心)
とあるのですが、大会って、製作発表のことと思っていいのかな? それとも他のこと?


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