武ニュースDiary


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2003年08月17日(日) チャン・イーモウの新作ニュース・8月14日分・1(瀋陽今報)●2(中国時報)●3(新浪網)

チャン・イーモウの新作ニュース・8月14日分・1(瀋陽今報) 16:18

大分お休みしてしまいました。
チャン・イーモウの新作に関しては、13日以降もニュースが続き、
ほとんどは補足的なものですが、日によって少しずつ違うので、
紹介してみます。
8月14日の大陸の瀋陽今報が取材の結果を報じていますので、
まず全文を。
(タイトルに武の名がないのが気に入らないが)

チャン・イーモウの新作は豪華 
アンディ・ラウ、アニタ・ムイ、チャン・ズーイーが参加


著名な映画監督チャン・イーモウの武侠映画第2作は、今月末撮影が開始される。
(中国)国内の製作会社は堅く口をつぐんでいるが、
関連の噂は早くからあちこちで出ていた。
記者は昨日、新作の香港の出資会社と連絡を取り、事情に詳しい人物から情報を得た。
幾重にも重なる霧をかきわけて、チャン・イーモウの新作の真相が現われた。

主演俳優
「英雄」が完成したばかりの時点で、
製作者は新作もまた国際的な大作になるだろうと明かしている。
なんといっても誰であろうとチャン・イーモウの力を借りれば
国際的に飛躍することが出来るのだから、
新作の出演者陣が誰になるかは、当然注目の的だ。

記者が得た情報によると、新作の主演俳優は男女とも既に決まっており、
チャン・ズーイー、金城武、アンディ・ラウ、そしてアニタ・ムイだ。
この陣容は「英雄」のリー・リンチェー、マギー・チャン、
トニー・レオンに比しても全く遜色ない。
チャン・ズーイーの他、今回は金城武、アンディ・ラウ、アニタ・ムイを招き、
この天王天后の顔ぶれを見ただけで、マーケットの点からも興行的にも
さらにその上を行くのがわかる。
「英雄」は日本でのプロモーションに成功を収めたが、
今回、新作に金城武を持ってきたことから、
チャン・イーモウは早くから日本の市場に狙いを定めていることがうかがわれる。

ロケ地
「英雄」の竹林のシーンの輝くように美しい視覚効果は、今なお忘れがたい。
チャン・イーモウのこの新作はこの視覚的美しさを受け継ぐものになろう。
しかし、違うのはロケ地が横店ではなく、ウクライナになることだ。
ウクライナは広大な自然のままの美しい風景があるが、
一番重要なのは、ウクライナでロケするほうが、
国内の有名な名勝地よりもかえって予算がかからなくてすむことである。
が、SARSの影響で、ウクライナは外国人の入国を厳しく制限しているため、
ここでのロケについてはまだ100%確定とは言えない。
もう1つのロケ予定地は四川である。
スタッフは現在まだビザの発給待ちであり、
万一間に合わなければ、先に四川でロケを行い、のちにウクライナということになる。

ストーリーは?
「英雄」は興業的に大成功を収めた。
チャン・イーモウとプロデューサーは絶えずうわさを否定して、
「英雄」の続編はありえない、ストーリーも全く関係ないと言い続けているが、
下がらぬ「英雄熱」のせいで、みな新作を「英雄2」と言いならわしている。

内地(中国大陸)の製作会社は、相変わらず新作の脚本はまだできていないし、
タイトルも決まっていないとかたくなにいい続けているが、
「英雄」がオスカーを逸した教訓から、
チャン・イーモウは今回の作品の内容に徹底的な検討を加えている。
しかし、記者が入手した情報では、すでにストーリーの大体の輪郭は決まったもよう。
今回も時代設定はチャン・イーモウがストーリーを展開する舞台に過ぎないが、
前作とは違って、唐の時代になる。
チャン・ズーイーは盲目の剣客に扮し、(以下、13日のニュースと同じにつき省略)



チャン・イーモウの新作ニュース・8月14日分・2 (中国時報) 16:51

これは台湾のニュースです。
「グリーン・デスティニー」への出演は、正式なオファーがあったようですね。
出られなかった事情について、新聞によっていろいろな書き方をしているのですが、
単純にスケジュールが合わなくて、というのが1紙、
他はさまざまな事情から、偶然の行き違いから、等々、
何があったのかな? と思わせる書き方です。
「グリーン・デスティニー」を撮影の頃(多分)のアン・リーが、
チャン・チェンの役は初めは金城武と言われていたが? との質問に、
「別に誰だっていい」というような突き放した答えをしていたのを
日本語で読んで、「??」と思ったことがありましたが。
でも、武は出たかったのではないかと、そういう気はしますが。

*********

金城武がついに武侠の夢をかなえる! 
三年余り前、金城武はさまざまな事情から、
「グリーン・デスティニー」の「羅小虎」役をみすみす逃した。
今、彼は大陸の監督、張藝謀の武侠もの新作への出演が決まり、
スクリーンに男伊達ぶりを披露する。出演料は8けた台湾ドルと言われる。
映画は今月末クランクインの予定だが、中秋節に公開の
新作「向左走、向右走」のプロモーションが控えているため、
彼が撮影に加わるのは10月になるかも知れない。

情報によると、チャン・イーモウは早くも今年初め金城武と何度も連絡をとり、
彼をイメージに斬新な作風の武侠映画を撮ることを承諾した。
金城武のほか、チャン・イーモウはアンディ・ラウ、アニタ・ムイ、
チャン・ズーイーにオファー、二つとない大スターの顔合わせは、
「英雄」のリー・リンチェー、マギー・チャン、トニー・レオンらに
少しもひけをとらない。
面白いのは、金城武、アンディ・ラウ、アニタ・ムイの3人とも、
チャン・イーモウ作品は初めてということだ。
「英雄」出演者の中では、ただ1人、チャン・ズーイーだけが連続出演となり、
チャン・イーモウのチャン・ズーイーに対する「可愛がり」ぶりがわかる。

まもなくクランクインのこの武侠作品のスタッフは、
ほとんどが「英雄」から引き続き参加する。
チャン・イーモウとプロデューサーの江志強により選ばれて製作にあたる。
(以下、ウクライナでのロケの話と役柄について、内容は既出)


チャン・イーモウの新作ニュース・8月14日分・3 (新浪網) 16:57

14日分から紹介する最後は、これも台湾のニュース。
オファーの(内々に?)あった時期を考えると、
髪を伸ばしていたのは、まさにこの映画のためだったのですね。
これは全文です。

***********

「英雄」の監督チャン・イーモウの武侠映画第2作は、来月クランクインする。
先ごろ、キャストが金城武、チャン・ズーイー、アンディ・ラウ、
アニタ・ムイに正式に決定した。四川とウクライナでロケの予定。
チャン・イーモウはまる1年かけて金城武と話し合い、
また、「英雄」の台湾プレミア時にも顔を合わせていたと言われる。
両者とも一緒の仕事の成果に期待している。

チャン・イーモウの武侠映画第2作もまた「英雄」のプロデューサー
江志強との仕事になる。今回のキャストは「英雄」に比べて毫も遜色ない。
また金城武は日本での集客力が非常に高く、なお好条件だ。
金城武の武侠映画出演に映画ファンは大きな期待を寄せている。
当初、アン・リーが「グリーン・デスティニー」を企画したとき、
羅小虎役は金城武で行きたいと考えていた。
残念なことに、たまたまうまく行かず、かなわなかった。
今回チャン・イーモウ作品出演で、
彼が武術の使い手として大スクリーンに姿を現すという
ファンの念願がようやくかなうことになる。

「英雄」は今に至るまで様々な議論を引き起こし、武侠作家の金庸も批判をしている。
チャン・イーモウの武侠映画第2作は「英雄」とは違い、
歴史背景や思想的なものは含ます、
正邪の対立は主役それぞれに立場の違いがあるというもの。
チャン・ズーイーは盲目の剣客に扮し、金城武と複雑な情欲を展開する。

金城武は近年、日本でのギャラはその人気と共に高まっているが、
彼は脚本と監督を優先して仕事を選ぶ。
チャン・イーモウと仕事ができることに喜び、少なくとも3カ月のスケジュールをとって、
名監督によって、自身の能力が引き出され、代表作となることを心から望んでいる。


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