武ニュースDiary
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2003年07月04日(金) |
「神様、もっと金城武を!」1 |
1998年、「不夜城」に出演し、これからドラマ「神様、もう少しだけ」が始まろうというころの 香港の雑誌に、金城武論が載りました。(雑誌名不詳) なかなか興味深い文章ですが、長いので3回に分けます。
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90年代の終わりになって、美男子が大挙して登場した。 レオナルド・ディカプリオからイーサン・ホークまで、 木村拓哉、反町隆史から竹野内豊まで、 さらにはワールド・カップの猛者、ベッカム、川口能活、中田英寿、 はてはロナウドの2枚の大きな反っ歯でさえ、チャームポイントともてはやされたのである。 まるで、男性的魅力に対する大衆の渇望は、 すでに収拾つかないほどまでふくれあがっているかのようだ。 中でも、日本男性が一番人気であるらしい。 日本の美男子といったら、このような美男子の大群にもみくちゃにされたあとには、 きっと思い浮かぶ名がある――あら、金城武がいるじゃないの。
期限切れのパイナップルの物語 もし、「恋する惑星」の中で、ひとりごとを呟きながら 期限切れのパイナップルの缶詰を食いまくる金城武が人々の注意を引いたと言うなら、 「天使の涙」の頭のおかしな、他人に火をつけたアイスクリームを食べろと迫る金城武は、 ほとんど天王レオンを食ってしまった感がある。これは彼が地歩を固めた作品だ。 そのため、世間は金城武を王家衛となんでも結びつけてしまい、 以後の作品、「重慶愛情感覚(「ピックアップ・アーティスト」香港版)、 「パラダイス!」「アンナ・マデリーナ」から最近の「初恋」に至るまで、 みなとんでもない間違いをしてしまう。 金城武はいつだっておんなじ「王家衛」風、 でなけりゃ「天使の涙」風なんだと言わずにおれないのだ。 これらの映画での役のほとんどが、変わり者で、無口で、 あるいは誰かをじっと片思いしている、というものだからだ。 このようなとらえ方は、金城サンにとっては、あまり公平でないかもしれないが、 しかしそれは、みんながそのイメージを気に入っているということでもある。
BBS
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