武ニュースDiary
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2003年05月09日(金) |
「向左走、向右走」公開延期 (大成影劇報) |
10月に延期というのは、これですね。 6日付けのニュースらしいのですが、気が付きませんでした。 3段落目、ジジが日本に来るのは問題ないはずで、 実際、ポスター撮りをしたと、昨日の香港各紙で報じられていました。
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新型肺炎(SARS)の新たな犠牲者が現れた。金城武とジジ・リョン! だ。. ご心配なく、彼等は感染していない。 が、2人が共演した今年のロマン大作「向左走、向右走」が、 本来夏期休暇中の第一陣として華々しく公開の予定だったのが、 現在、ポストプロダクションとプロモーションがストップせざるを得なくなり、 従って上映も10月に延期されることになったのだから、間接的被害者ということになる。
今回のSARS流行は映画館の客足に影響しただけでなく、 ジョニー・トー監督の「向左走、向右走」はスケジュールを乱され、 ポスプロは停止状態に陥ってしまった。 例えば、金城武とジジ・リョンの共演部分は早くに撮影修了していたものの、 撮影は広東語の同時録音だったから、ジジはもう1度台湾におもむいて 北京語でのアフレコをする必要があった。 問題は、現在香港と台湾が感染地区となったことだ。 ジジが台湾に行けば、10日間の隔離は免れない。 香港での仕事が目白押しのジジ・リョンに、アフレコを終えて帰ってきて 都合20日も隔離されるのを頼むなどということができようか?
金城武のほうはまだ運がよかった。 彼の活動範囲はもともと台北と日本だ。 早々とアフレコを済ませて、日本に戻ったあとすぐ、SARS情勢が急激に悪化した。 台北の様子が非常に気にかかるものの、感染を避けて日本でじっとしているしかない。 ただ、金城武の今回日本に戻ったのは、 もともとジジとの映画の宣伝写真の撮影の準備のためだったのだが、 結果的にアフレコも、2人一緒の写真撮影さえできなかったことになる。
ひとところに集まれないのは、武とジジだけではない。 主題歌の1つを歌うスター歌手、孫燕姿も、 中程度感染地区であるシンガポールにいるため、 台湾に来て録音を終わらせることができないでいる。 さらに、監督は、特殊効果にかかわるポスプロを台湾で行い、 武とジジのロマンチックなシーンとジミーの絵本を融合させる 作業を行なうつもりでいたのだが、 スタッフは現在全員香港で身動きがとれず、ポスプロを完成することができない。 映画はゴールデンシーズンを諦めて、10月公開に変えざるを得なくなったのである。
「向左走、向右走」は、アジア同時上映の予定で、 武とジジは公開時期にあわせ、台湾、香港、大陸の各地を回る。 そのときにはSARSが2人を分かつことのないよう望みたい。 (2003.5.6)
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