武ニュースDiary
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2003年02月13日(木) |
RE:金城武は「外国人労働者」? 2●RE:カットされた「ラベンダー」・おしまい |
RE:金城武は「外国人労働者」? 2
この話は結構辛いものがあるので、掲載をためらわないでもなかったのですが。 でも、金城武のアイデンティティの問題って、 なんのかんの言っても、結果的にはマルチリンガルになって羨ましい、とか、 兵役につかずに済んで、かえって幸運だった、とか、 国際的な雰囲気が身についてよかったんじゃない、とか・・・ そう思われる部分もないとは言えないと思うのです。 そうじゃなく、それは気分の問題なんかではなく、 現実に様々なことにぶつかっていただろうと思わせる記事だったので あえてご紹介しました。
日本国籍の問題にしても、当時、台湾は父系主義をとっていたから、 父親が台湾人でなければ中華民国籍は取りたくても取れなかったわけです。
(ちなみに日本もそうだったのであります。 それを改めたのは、1984年になってから。 韓国は1997年。2000年にはやっと台湾も法改正をしました)
で、日本人だといっても、一時的に台湾に滞在するのでなく、 そこを故郷として、その地で生きて行こうとしたとき、 台湾の国籍を持たないことがどんなに大きな障害になるか、 私も最近まで知りませんでした。 選挙権とかそういうレベル以上、就業権や、さらには居住権、 そういうことまで関わってくる問題だったのです。
生半可な知識で語るのは誤解のもとですので、控えますが、 兵役にしても、できれば避けたいものであると同時に、 一方では1つの成人儀式のようなとらえられ方もされているのではないでしょうか。 数年前、兵役中のチャン・チェンのインタビューで、 キャリアの中断に話が及び、インタビュアーが金城武のことを引き合いに出したとき、 賢く答えを避けながらも、複雑な感情をかいまみせたことを思い出します。 チャン・チェンは台湾生まれの台湾の人間だから、 武の立場の抱える問題は想像しにくかったでしょう。
写真集『劉健一』巻末の馳星周との対談で、「縁」の話になり、兵役のことを聞かれて、 「僕は日本国籍だから兵役に行かなくていい。そういうことをふまえても、 僕には何かすべきことに導かれているというか、何かあるんですよね」 と答えている箇所があります。 これも、行かなくてすんで運がよかった・・・って話じゃ、実はない気がする。 もろもろを乗り越えてくるのは、そんなに易しいことではなかったのでは、と思うわけです。
しかし……一方で…… 真偽はわかりませんが、多分、どこかのサイトでどなたかが 紹介して下さっていたのだったと思いますが、 「自分は何人なのか」 この根本的な疑問を武が母親に投げかけたとき、お母さんは、 「なんだ、あなたはそんなことを悩んでいたの」と笑い、 「あなたは日本人よ」 と、あっさり答えたのだとか――そんな話もあるわけで。
ま、所詮、赤の他人の外国人にわかることではないけれど、 けれども、人は表に見える事象だけで、軽々しく判断はできない、 それぞれの事情と歴史に可能な限りで想像を及ぼすことはしたいものだ…… ということぐらいは言えるかと思います。
RE:カットされた「ラベンダー」・おしまい
幻の3ショットと、旅立ちの前夜の3人の衣装が同じではないかという疑問に対し、 香林さんが、自分の部屋でそれぞれ天を仰ぎ思いにふける3人を 一堂に集めて、同じだということを証明して下さいました。
サイズの関係で少し右側をトリミングさせていただきました。 各部屋の3人は、普通なら、別々に撮影したと考えますが、 衣装の件と、「ラベンダー」に専念の武以外、 ケリーとイーソンが多方面に超忙しい売れっ子であることを考えると、 3人そろった機会に、集合と、個別と1度に撮影したように思われます。
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