武ニュースDiary
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2003年02月12日(水) |
金城武は「外国人労働者」?●「向〜」作者ジミーの話(中廣新聞網)●RE:金城武は「外国人労働者」? |
金城武は「外国人労働者」?
おそらく「分手的夜裡」を出した後のことと思われますが、 次のような新聞記事があります。
<日中混血の歌手金城武が、福隆伝播公司の手配により台湾のテレビ番組で歌を歌い 収入を得たのは、「外国人労働者」条項に違反しているとして摘発された。 昨日、台北地検署で第1回の調べが行われ、 金城武と福隆伝播公司の責任者葛福鴻が審問されたが、葛は未出廷。 金城武は検察に対し、新CDの宣伝を行い、テレビで歌を歌ったことを認めたが、 自分は「外国人労働者」ではないと述べた>
もう少し詳しい内容は次の通りです。
<台北地検署は、先ごろ民間からの告発を受け、 福隆伝播公司の責任者葛福鴻が日本国籍の男子、金城武を雇用し、 台湾の各テレビ局で非合法に仕事に就かせたにもかかわらず、 申請登記をせず、就業服務法違反の疑いがあると指摘している。 検察官は昨日第1回の審理を行い、葛・金両者の雇用関係と、 金城武の台湾での仕事の状況を調査した。 既知の通り、97年の香港返還や台湾芸能界での需要など様々な原因から、 近年、多くの香港芸能人が台湾での発展をもくろんでいる。 これらの香港芸能人は二重国籍を持とうと持つまいと、 現在はすべて外国人とみなされている。 金城武が外国籍歌手として、台湾での非合法労働の嫌疑をかけられたのは、 多数の台湾での成功をめざす外国籍芸能人中、最初の摘発事件である。 金城武は昨日検察に対して供述し、彼の父親は日本人、母親は中国人で、 自分は台湾で生まれ、台湾の学校に通い、 去年香港の年代公司と契約、年代所属の芸能人となったこと、 また最近台湾で新CDを出したので、歌を歌い宣伝のため、 福隆伝播公司の手配により、台湾でテレビ番組に出演したが、 福隆との直接雇用関係はないと語った。 金城武は台湾で歌手活動をし、CDを出したのは仕事であると認めているが、 しかしながら、なぜ台湾に生まれ育った自分が 「外国人労働者」とみなされるのか、理解できないと言っている。 検察は近日中に再度、福隆の責任者の審問を行い、 金との実際の関係について明らかにするとしている> (金=金城武のこと)
別の新聞は、次のように述べ、この事件に対し、疑問を提出しています。
<外国人労働者の一件で告発されたことに対し、金城武は、昨日非常に気落ちして語った。 「なぜぼくが外国人労働者だなどと言うのか」。 金城武は、「もし今の法律にそういう新規定があるなら、全力で遵守し、 必要な労働登録証を得るだろう」と言う。 福隆もまた、金城武のために労働証を申請するにはどのようにしたらよいか 調査を開始したが、ただ、日中混血の金城武が台湾で生まれ育って、 成長したら外国人としてわざわざ労働証を申請しなければならないというのは やはり理解できないとしている。 金城武のような身分は歌謡界唯一の「例外」ではない。 香港の、例えばジャッキー・チェン、アンディ・ラウ、レオン・ライ、 アーロン・クォック、(他数名列挙)などは、全員中華民国国籍ではないが、 国内の芸能人同様に台湾で仕事ができる。 金城武も香港スターと同様の立場であり、なぜ、彼だけが槍玉にあげられたのか? 高明駿、劉寛、酒井法子(他7名列挙)に至っては、 それぞれ違う国から来て、みな中華民国のパスポートを持たない歌手である。 彼らがみな規定にのっとり、労働証を申請したことがあるだろうか?(後略)>
「向〜」作者ジミーの話(中廣新聞網)
撮影中の「向左走 向右走」の作者ジミーが新作『幸運児』を出すに当たって 自分こそ文字通りの幸運児だと語り、 映画「向〜」についても次のように言及しました。
「映画というのはすごく面白いものだと思っていて、 あまり深く考えていない。 ジョニー・トー監督から話があったときは、大喜びでOKした。 これが大人気の金城武とかわいいジジ・リョン主演の作品になるなんて 予想もしなかった。私自身、この映画をすごく楽しみにしている」
そして、これからも、読者を楽しませる作品を書いていきたいと言っています。
その他のニュースとしては、韓国の人気女性漫画家が来台したとき、 自分の作品がもしも映画化されるなら、お気に入りの代表作(ラブストーリー)の中の 大スター役は金城武がいいと思っているのだと語ったそうです。(大成報) この手の話、よく聞きますね。 最近韓国ドラマや映画が台湾でも人気ですが、 台湾を訪れる人気韓国女優が共演したい、あるいはファンだという話に 金城武の名前がしょっちゅう出てきます。 何人ぐらいがそう言ったか数えておけばよかったと思うぐらい。
中国大陸の方では、 「誰が恋愛対象として最高か・・・中国十大夢の恋人」と題して 男女芸能人の名前と写真をあげています。(千龍網) 男性では、陸毅、古天楽(ルイス・クー)、金城武、トニー・レオン、 費翔(クリス・フェイ)、エディソン・チャン、陳小春、 となぜか7人しかないのですが、 金城武の写真が、新しいものではないけれど、画像がきれいなので・・・ ここです。
RE:金城武は「外国人労働者」?
問題になっている就業服務法というのは、 外国人の不法労働を防止すると同時に 外国人就労によって台湾国内の労働力不足を補う目的を持って、 1992年5月に施行された法律です。 外国人労働者をきちんとした形で受け入れるものですが、 その分、かなり厳しい制限や手続きが要求されています。
残念なことに記事の日付がわからないのですが、 法律の成立時期や金城武の仕事の状況から見て、 92年末から93年初めにかけてのどこかではないでしょうか。
台湾に在住する外国人の立場は、台湾人と結婚した者でさえ、 永住権や労働権の面でかなり厳しいものがあるようです。 現在は、当事者の努力もあって、少しずつ緩和の方向に向かっているようですが、 台湾に関するサイトなど読むと、私達の知らないことは実に多いと思わされます。
どう決着したのかはわかりませんが、 武が常に抱えていた、自分がどこに所属するのかについての割り切れぬ思いを、 この事件はさらに深める働きをしたかもしれません。 香港芸能人のケースを含めて、今はどういう扱いなのか、 ご存知の方はぜひご教示ください。
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